◇ 悪魔くんご紹介 ◇


テーマもストーリーも深いのに、人様にお勧めしずらい。

そんな困難のある悪魔くんを簡易紹介。

実は週刊少年ジャンプに掲載されていたこともあるようなのです。

ほら、怖くない(笑)



大まかに表にするとこんな感じです。


名前 松下一郎 山田真吾 埋れ木真吾
貸本版 千年王国 原作 ノストラ版 ドラマ版 原作 アニメ版
テーマ担当・御大仕様 ビジュアル担当・アイドル仕様 一般化担当・マイルド仕様
顔輪郭 ピーナッツ ピーナッツ 現代風 現代風 実写 ピーナッツ ピーナッツ
凶悪垂れ目 垂れ目 黒目がち 黒目がち つぶら おばQ風 縦楕円
髪型 キューピー 毛量UP!脱キューピー 渦巻き前髪→まっすぐ 渦巻き前髪 直毛? 渦巻き前髪小かつキューピー 渦巻き前髪小かつキューピー
お召し物色彩 黄と黒・危険色ボーダ 黄と黒・危険色ボーダ 赤白ボーダハイソックス・風呂敷マント
基本戦闘姿勢 自力が基本。ヤル気実力メシア随一 他力が基本。メフィストにお任せ 作戦担当かつ説得も基本。仲間と一緒に自分も闘う
食べ物でいうと ババネロ カラムーチョ コーラ スパークリングワイン シャンメリー ブラッドオレンジジュース タマゴボーロ
十二使徒 有・忠誠度落差も有り 設定なし。メフィストのみ 突如設定 メフィスト兄弟 有・集めたのは博士 いる。悪魔くん大好きな仲間
参考資料 『水木しげる貸本大全2第1巻 悪魔くん 』 『悪魔くん 世紀末大戦』 『悪魔くん千年王国(全)』 『悪魔くん(全)』 『水木しげるのノストラダムス大予言(上)(下)』 実写ドラマ全26話・白黒 『悪魔くん』全3巻 TVアニメ全42話劇場版アニメ2本



布教しようにも、各種出版物にメディアは絶版だったり未発売の嵐。

なので、いっそ式記が何について語っているのか概要だけでも分かってもらえたら…な心意気。

原作を将来に渡って読む予定のない方を対象に作成しておりますので、いきなりネタバレだったり、先入観の植え付けだったりしています。御注意下さい。



テーマは『悪魔くん 千年王国(全)・ちくま文庫・1988年発行』で。

現在(2007.1)普通に一般書店で流通。



アニメ版はキャラ先行で。

救世主(メシア)は「悪魔くん」って呼ばれてるけど、人間で小学生。

十二使徒は聖なるっぽい響きだけど、悪魔でメシアと契約中。



とっかかりは、それでなんとか。



あれです。

リボーンを知っている方には、いっそこう。



ボンゴレボス(ツナ)とリングの守護者 
→ 救世主(悪魔くん)と十二使徒。

ファミリーの皆さんはボスが大好きですよね
→ 十二使徒の悪魔達はメシアが大好きですよ。



裏切りの第●使徒とか、絵面的には水木先生がプリティを凝縮しようと試みたと思われる二代目の説明とか、丸ごと抜いてます。



気になりますよね。

そうですよね。

ここはやっぱり、実際に読んでみるといいかも。

そう思いませんか?



で、原作にご興味を頂いた方へのご案内がこちら↓なんですが…



★「初代」悪魔くん:松下一郎★

『水木しげる貸本漫画傑作大全・2第1巻 悪魔くん』 人類文化社

『悪魔くん 千年王国(全)』 ちくま文庫 1988年発行 

『悪魔くん 世紀末大戦』 チクマ秀版社 2005年発行



本来の流れとしては

「貸本版→千年王国→世紀末大戦」



最初に貸本版のインパクトを乗り切れば怖いものはありません。

千年王国の松下は可愛く見えるし、山田くん版はアイドルに見えます。

真っ赤な激辛唐辛子煎餅の後にババネロを食べたら、ババネロは普通に思える法則。



ですが、表紙の写メをみせた友人の反応を見る限り、こちらを推奨

「千年王国→貸本版→世紀末大戦」



期末試験に五科目ある時を想定してください。

苦手科目から手をつけて時間切れになるくらいなら得意科目から範囲をクリアする!

そんな感じで。







★「二代目」悪魔くん:山田真吾★

『悪魔くん(全)』 ちくま文庫 1991年発行

『水木しげるのノストラダムス大予言(上)(下)』扶桑社文庫 1996年発行

  

実写ドラマになってたのはこちら。

悪魔くん役の子役さんは可愛らしい少年でした。機会があったら見てみたい。

 

 ノストラダムスは発行年から推察するところ、恐怖の大魔王ブームだったから?

  二次創作好きな方にはドンと来いのパラレル・矛盾山盛り。

  世界史漫画風味に時間を旅して歴史紹介。

  各国大統領から訴えられそうな感じで、争いの影には悪魔あり!なお話です。 

  

  

★「三代目」悪魔くん:埋れ木真吾★

『悪魔くん』全3巻 扶桑社文庫とか講談社のボンボン版とか。

一般的に認知度が高いのはこちら。アニメや映画にもなってます。

メフィスト二世とか百目とか鳥乙女とか十ニ使徒の造形に、子供に向けた配慮を感じます。

歌が個性的だったので、覚えている方もいるかも。

    



その他にも、関連書籍は沢山出ています。主に一般書店に流通してませんが。



で、式記がかつて小学校の図書室で読んだことのあったのは、関連書籍の方でした。

その名も『小学館入門百科シリーズ ・悪魔くんの悪魔なんでも入門』

『マジック入門』とか『ネコのひみつ』とかの系列。子供向けの科学知識と漫画を組み合わせた系の全集シリーズで、括りは『妖怪』。悪魔なのに。で、肝心の内容はというと…悪魔くん(山田版)とメフィストが「カバラ」や「創造の書」の説明、魔法陣の作り方や悪魔の呼び出し方から契約の仕方までを、小学生向け(?)に優しく図解して説明。編集者は何を狙っていたのか、今なら問いたい。当時は何の疑問もなく流してました。ついでに悪魔くんの顔がテレビと違うのも、水木先生とテレビ局の人が書いた違いだろうと気にしてなかった。…ほら、子供って柔軟性の高い生き物ですので。





視覚に訴えない方向の出版物としては、『悪魔くん 千年王国』の小説版もあります。

『悪魔くん 千年王国 VOL.1 起の巻』・『悪魔くん千年王国 VOL.2 承の巻』

原作:水木しげる/著者:飯野文彦/小学館スーパークエスト文庫/1995年・1996年発行

  

起・承と続いて、転と結が世に出ていません。

 出てください。そうしたら、乙女にはこちらから勧める。

 だってこの小説、松下の容貌に関して明確な記述を意図的に…避けて…

   



そして、当サイト一押しのメシアは?



勿論甲乙付けがたく、どのメシアも魅力的です。

埋れ木メシアだったら、ほんとにツナとリングの守護者でいける気がするし。

山田メシアだったら、可愛らしい少年が正義と友情の為に(悪魔を笛で脅してこき使って)怪奇事件を解決する少年探偵団っぽくなるし。ビジュアル的にも、唯一顔の輪郭が現代っ子に優しく、おめめもパッチリ黒目がちで髪型も(比較的)普通だし。



ですが、ですが…。

あえて、ここでは…松下メシアを。



最初キューピーだけど。

凶悪だけど。

危なげな粉とか散布しててるけど。

家庭教師の魂消滅させてるけど。

テレビにもアニメにもなってないけど。

一人だけ名前が激しく違ってるけど。

一番人様に読ませ辛く、周囲の使徒も蛙人だったりヤモリビトだったりで、画面に可愛さを追求した跡が発見できないでいるけれど。



正直にいうと、自覚した瞬間思いました。

「よりにもよって、きゅうぴい?…3択の中でも一番困難な道に踏み入った気がする。いや、茨とかいうんじゃなくてね。なんていうかこう…崖?みたいな」と。

だって…勧めて読んでもらえそうな友人が周りにいないんですよ。

語りたいのに!



結果→読んでも見てもいない友人相手に、説明を交えつつ語る。

    心優しきお友達は、ふんふんと聞いてくれる。
      但し、友人は別ジャンルの萌えを同時展開。
    なので、異空間クロスオーバー。



試み→キャラ表を描こうかな…とか思ってます。
     腐女子フィルター40枚くらいかけて。 

    絶版の嵐を逆手に取る戦略。
    捩れた時空から入って、真実を知るのもいとおかし。

なんというか…やってること凶悪なのに理想に邁進する天才児がですね。
こう書くとほんとに夜神ライトくんですが、画面はキューピーなのです。
しかも報われなかったり、裏切られたり、色々でもくじけない。
死んだ先でも修行して魔界を手中にしたり鬼太郎と闘って親友宣言してみたり。
救世主の名に恥じることなく、きっちり復活もして生き返りもします。
そんな働きモノの前向きメシアす。



実写の妖怪大戦も面白かったですが、千年王国も映画になったらいけると思います。

ほら、「どろろ」も実写でやりますし。

役者さんには今を煌めく実力派を、原作の記述は気にしない方向で選ぶとしてですね。

(例:ハリポタのシリウスとか、ウブメの関口くんとか)

いえ、忠実に水木先生の世界に突入してもぶるぶるしながら観に行きますが。



…だんだん説明でもなんでもない語りになっていますが、そんな感じで。



まずは、試みで一冊。

『悪魔くん 千年王国(全)』 ちくま文庫 1988年発行 



こちらをお勧めして終わりたいと思います。