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今回は俺様が2004年の正月に単独で歩いた
コースのおもしろかった一部分を
小林隊長と伊藤隊員に紹介しようとおもい、
計画を立てたのであった。
だが、残念なことに伊藤隊員は急な仕事で
参加できなくなってしまったので、
小林隊長と俺様の劇団ふぉるむで
最もワイルドで男前なふたりでの山行となった。
俺様のザックは軽量化を試みたものの
テントとザイル、スリング、カラビナ、エイト環、
スノーシャベル、スノーソー、水、
などをもっていった為に
丁度20キロの重量となってしまった。
小林隊長もなぜか俺様と2キロほどしか違わない
18キロのザックを背負ってきている。
その謎は夜に知ることとなったのだが・・・・
さて、今回の山行のメインイベントは
イグルー製作と決めていたので
目的地に早い時間につきたかったので
琵琶湖バレイのゴンドラで時間短縮の計画である。
これで、3時間は早くイグルー製作に適した場所に
たどり着けるはずなのだった・・・・
しかし、バスを降りてビックリ!!
ゴンドラのチケット売り場は長蛇の列!!
おかげでいきなり計画より1時間遅れの
10時に行動開始となってしまった・・・・
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いきなりゲレンデの人ごみの
中を歩くのなんてイヤなので打見山をまいて
クロトノハゲを経て木戸峠に向かう
ルートを選んだ。
このコースは去年の正月に単独で
歩いた時はトレースもなくかなり危険
だったが、もうこの時期なら雪もかなり減って
トレースだってついているだろうと
おもっていたのだが・・・・
やって来てみると、あるのは獣の足跡と
小さなデブリ(雪崩の跡みたいなもの)だけであった。
しかも、以前来た時はコースの分岐のところ
にある道標がみえていたのだが、
今回は完全に雪に埋没している。
つまり、前回より積雪量はかなり多いのである。
これは、ザイルを使わなければならないことに
なるかもしれないと気を引き締めて
木戸峠にむかったのである。
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歩き出してみると、凄い積雪量で
登山道の面影なんか全然なく
ただの急斜面のトラバースの連続である。
切り立って滑り落ちればかなりの怪我をしそう
な感じである。それこそ運が悪ければ
死ぬ可能性もありそうだ・・・・・
なにせ、ザックもかなり重いので
慎重の上にも慎重に通過せねばならない。
場所によっては斜面にピッケルを斜面に突き刺し
アイゼンをつけたつま先を斜面に蹴りこみ
トラバースするようなことにもなった。
安全を確保する為にも身軽な俺様がトップで
足場をつくりながら進むことにした。
なにせ、俺様は体重60キロ+ザック20キロの
計80キロほどだが、小林隊長はゆうに
体重とザックをあわせれば100キロ以上
となっているのだから、それが得策というものだ。
このコースはほんとに危険で写真をたくさん
取っている暇が無かったのである。
写真で見ると危険さが伝わらないけど
この写真の橋を通過するときは遂に
ザイルを出すことになったぐらいである。
橋に近づいてみると橋に降り立つ為には3メートルほど
雪が崩れて、下のほうが空洞になって
いそうなところを何とか降りなければならないのだが、
降りているときに雪が崩れたらそのまま
滑落である。こんな所で一か八かの賭けを
する気なんか毛頭ない。
まよわず、ザイルをエイト環にセットして懸垂下降した。
案の定、橋に降り立つ寸前のところで雪が崩れおちた
が、ザイルで確保していたので事なきを得た。
そして、今度は固定したザイルを頼りに小林隊長も
安全に橋に降り立つことが出来た。
しかし、今度はその橋から上に登るのが容易でない・・・
斜面にピッケルを打ち込んだとたんに
雪がブロックとなっておちていった・・・危ねぇ〜〜
そこで、身の軽い俺様は橋を固定している柱に登り
斜面の奥のほうにビッケルを打ち込んでみたら
効いたので、体を引っ張り上げて何とか登ることが出来た。
問題は、巨漢の小林隊長である・・・・
小林隊長の重量に下のほうが空洞になったこの雪の塊が
持ちこたえるという確証はない・・・・
もう一度ザイルを出して、ピッケルにザイルとつなぎ
雪面に打ち込みその上に俺様が乗って確保しながら
巨漢の小林隊長を何とか引っ張り上げることが出来た。
そして、また先に進むと距離は短いけど危なそうな
斜面のトラバースが何度もででくる・・・・
とにかく、一番安全と考えられる方法で
通過するために木戸峠につくまでに
かなりの時間を使ってしまった。
トレースが全然ないのも当然のことだと
納得した。ゲレンデの端を歩いて降りれば
20分ほどでたどり着けるのだから
こんな危険なところを通過する人も
いないはずである。
だけど、凄く綺麗な景色はあるのだけれど・・・
けして人に進められるところでは
ありません・・・・
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滑ったら・・・・
運がよくても怪我をします
危ないです。
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この部分もかなり危険だけど、
まだ、写真が取れているだけマシ
なんです。ほんと危なくて
写真なんか取れなかったところが
多々ありました。
例えば凍った雪の上に新雪が乗っかっている
急斜面なんて、足場を固めたつもりでも
体重を乗せたとたんに足元の雪が滑り出したり、
何とか木を頼りにしながら通過できましたが
とにかく足元を信用してはいけない斜面があったりして
常に足元が滑ることを想定して安全策を講じながら
の行動でした。
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