ゲルトネル劇場 ; Theater am Gaertnerplatz (欧外独逸日記)
(左)1885年当時の Friedlich von Gaertner 像も見える Gaertnerplatz-Theater
(右)Gaertnerplatz の現状
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3月8日の日記に「午前十一時ミュンヒェン府に着し、
独帝客館に投ず。」、 3月8日の日記に
「夜ワアルベルヒとゲルトネルプラッツの劇場に入る」とある。
ベルリンから来たミュンヒェン到着の夜の観劇であるが、
日記を見る限り鴎外は劇場によく足を運んでいる。
これはオペレッタ等が専門の小規模の劇場である。
たまたま当夜謝肉祭でその賑わいを
「我旧盆踊に伯仲す」と評しているのが面白い。
建物は始め1865年ルードウィッヒ2世の命令で建てられ、経営難で所有者が変わり
バイエルン国立となって、戦災に会い現在のものが再建された。
鴎外と違って日記をつける習慣を持たず、30年以上も前のことで記憶は定かと言えないが、
今思い出すと独逸から米国へ移る際にそれまで住んでいたリュッツエルシュタイナー通りのアパートを
引き払った後の1週間ほど、劇場付近の安宿に泊まって毎日オペレッタを見に通ったのが
このゲルトナー劇場だったと思う。今では何を見たのかも覚えていないが研究で忙しく
ミュンヒェンの誇る文化的生活には無縁だった数年間を埋め合わせる心算であったの丈は
よく覚えている。
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