風に揺れる姿はツバメか戦闘機か
葉の形がセリの葉に似ていていることから「芹葉」。花の形がツバメの飛行する姿に似ていることから「飛燕」と名付けられ、「芹葉飛燕草」となりました。花は薄紫色で、2センチ前後と小さい花です。中国産の帰化植物で、明治時代に渡来してきたとのことです。
ところで、「飛燕」と聞いて戦闘機の名前を思い出される方もいるのではないでしょうか。旧日本陸軍が保有していた「キ61川崎三式戦闘機 飛燕」。ドイツの「メッサーシュッミット」という戦闘機を参考にして開発されたと言われていますが、そのデザインの美しさは当時の日本機の中では異彩を放っていたとのことです。
花は小さいですが、間近で観察してみると、この花の特徴である距(きょ=管状の細長い突出部)が後方に長く伸びていてることが分かります。茎の高さが15センチから40センチと長いため、風の影響を受けやすく、揺れた花の姿は、文字通りツバメが空を飛ぶ姿に見え、また戦闘機が勇ましく滑空する姿にも見えます。
◆科目・特徴 キンポウゲ科。
◆育成地・分布 田畑など。東京の郊外などで見られます。
(写真=小石川植物園で。1998年4月29日撮影)
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