踏んだら罰当たり? 仏の座
花がついている茎葉(けいよう)の形を仏像の蓮華座(れんげざ=蓮華の形に作った仏の座)に見たてたことから、「仏の座」という和名がつきました。また、花が数段につくことにから、「サンガイグサ=三階草」とも呼ばれています。
春の七草(セリ、ナズナ=ペンペングサ、ゴギョウ=ハハコグサ、ハコベラ=ハコベ、ホトケノザ、スズナ=蕪、スズシロ=大根)の中に、ホトケノザが含まれていますが、それはキク科の「コオニタビラコ」のことで、本種ではありません。
高さは10〜30センチ、まっすぐ伸びた茎に、2〜3段になって葉が対生し、茎をかこんで車座になって花がつきます。その様子は、「オドリコソウ」に似ています。花は、薄紅色の唇状花(しんじょうか)です。
道端や公園など、身近な場所で咲いている花ですが、雑草だと思って何気なく見過ごしてきた方も多いのではないでしょうか。今まで踏みつけたり、むやみに摘んでいた方は、これを機に「仏の座」という貴い名前を覚えて、じっくり観察してみてください。
◆科目・特徴 シソ科。
◆育成地・分布 畑や道端。本州、四国、九州
(写真=栃木・花之江郷で。2000年3月11日撮影)
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