草原にTSUNAMIを起こす?
草原に押し寄せる高波−−。花の形を波頭に見たてて「立浪草」という和名が付きました。中日の立浪和義内野手と同じ「立浪」です。ひとつの方向を向いて、ニョキッとそそり立つ姿を「波(WAVE)」に見立てるとは、古人の想像力の豊さに感心させられます。「紫色をした上品な『ホトケノザ』」というのが、筆者の第一印象でした。
漢名は「耳控草」「大力草」「烟管草」「偏向花」。方言名では「ヒナノシャクシ」「スイスイバナ」「スイモノグサ」があります。
民間では、根を強壮剤として使用。また、中国では吐血や喀血、打ち身、腫瘍、歯痛などに用いられています。
茎は20〜40センチ、花は青紫か紅紫色で長さ1〜2.5センチ。花の下方は筒状で、上方の先は2唇に分かれています。「ベ〜ッ」と長い舌を出しているようにも見えます。
◆科目・特徴 シソ科。
◆育成地・分布 林縁や草地。本州、四国、九州
(写真=高尾で。1994年5月24日撮影)
|