西谷拓也
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メールマガジン版 今年の初め、僕はまだチームが決まっていなくて困っていた。考えること30分、僕は今年参戦したいと決めていたアジア・フォーミュラ・ルノーの本拠地である中国へ行ってみることにした。 決めたらその勢いで香港へ飛び、フェリーで中国に渡り、珠海のサーキットへ。チームのアポイントメントなどとっていない。会ってもらえるかも、話を聞いてもらえるかもわからない。 サーキットでは練習走行が行われていた。パスのない僕は中に入ることを拒まれたが、当時あまり話せなかった英語でチーム名を連呼し、何とかサーキット内へ。名前だけ知っているチームのオフィスへ行き、「社長はいるか」と尋ねた。 「社長は3時にオフィスに来る」と言われ、待つこと3時間。 社長が現れ、挨拶程度の会話をしただけで「今からフォーミュラ・ルノーの練習走行だ」と言われ、いきなりレーシングスーツとヘルメットを渡された。社長は練習走行を見てから交渉すると言い、選択の余地なく走ることになった。 30分の練習走行を終えてオフィスへ戻ると、社長が「私のチームへ来なさい」と言ってくれた。初戦は、なんとその約2週間後。で! 今年、僕は中国のチームでアジアフォーミュラルノーに参戦していた。 レーシングドライバー 西谷拓也 |