Bibliothèque de la Pop Française


フレンチものに関する文献を紹介します。

雑誌では、最近これといった特集が無いような気もしますが、それは東京宇田川町
辺りの人々の気まぐれな御贔屓のおかげ様でフレンチが「あたりまえ」なジャンルに
なったから、と云うことであればそれはそれで、たいそう喜ばしい事なのかも。



 LES VOIX 

No.87(9/99):「フランスの音楽シーン」特集号

京都発の日仏カルチャー・マガジン、レ・ヴォアがやっとポップ・ミュージックを取り上げました。

フレンチ・ヒップホップやライやブルターニュものまでもがちゃんとそれぞれにページをさいて(見開き!)紹介されてます。こういうプレゼンテーション、意外に思う読者はいるんじゃないかな。てゆうか、フランスのヒットチャートとか見てたら、実際そういうジャンル構成なわけで、別に斬新な切り口でも何でもない、至極当たり前なことなんだけど。推測と思いこみだけのただの感想文(特に多いんだな、ハピチャム系に←死語)とは一線も二線も画す記事で、現地の状況をきちんと伝えてくれる特集になってるので、これは貴重だと思います。
とはいえ、執筆陣(フランス人)は普段の生活で好んでラップやライを聴いてなんか金輪際いないような、なんてゆうかインテリジェンス溢れる方々のようなので、文章の体温がめっぽう低いのだな…。もっとあおりまくって「なんかスゴイことになってるみたいやん!こら何としてでも聴いてみてぇぇぇ」って、読者を巻き込んで欲しいのに。残念っす。ま、でも年輩層でもこれだけの総括が論じることが出来る、それだけ一般的なムーヴメントなんだ、ってことです。

そして私は「日本におけるフレンチ」について書いてます。内容はいつもこのHPでイキまいてることを簡潔にまとめた、つもりです。日本全国のフレンチ好きなオリーバー達に読んで欲しい!(だったら発表する場所が違うっつーの)(そしてきっとカワイコちゃん達に「なんだか、漢字が多いですね…」って苦笑いされて突っ返されるのがおちなんだろうな)とキバったあまり、ほとんど仏訳不可能な文章になってしまったので、フランス語(この雑誌、すべての記事が日仏併記になってる)の方は読まんといてください。そして訳者さん、ごめんね〜。

あんまり普通に売ってる雑誌じゃないので、大手書店でゲットしてください。


Nouvelle Génération Française 2

(1997年2月初版発行)

これは力作!フランスのポップミュージックの隠れたリソース本といえます。本来は日本人対象のフランス語学習教材です。

ほら、あるじゃないですか、みんなが大好きなフランス映画のシナリオ解説対訳本。大学のフラ語の授業で使うと結構みんな喜ぶアレの、音楽版ですね。2枚組CD付き。
これって、ありそうで無かったでしょ。所謂シャンソンのはあった気もするけど、大昔の演歌じゃ純粋に興味から入れないもんね。結構私はこれ、快挙だと思いました。

何より素晴らしいのが、日本人向けに書かれた本であるにも拘わらず、所謂こじゃれた"おフレンチ"にこだわらない、フランス人のフツーな生活感に基づいた選曲です。収録は、Patricia KAASからNoir DésirからMC SolaarからLes Négresses Vertesまで!音源は2年くらい前のものが中心ですが、しっかりと網羅されてます。

中でも「コリャまいった!」のがThe Fabulous Trobadorsのオック語歌詞の解説!これ、日本語の教科書に琉球語、ウチナークチ、でしたっけ?の歌が載っているみたいな(歴史的には違うけど)ものだと思う。フランス語オタクの知り合いでもいなきゃ、一生このバンドの歌詞の内容、理解できないまま人生終わるところでしょ(大袈裟)・・・すごすぎ!

他にも目を引くのが、表現の仕方によって各楽曲・アーティストを分類することにより、語学・文化の理解を深める、というメソッド。こんな風に言語を学んだ事、なかったなぁ。今の日本の英語教育でもこんなの、見たことないっす。
写真になぞらえて、ある場面(曲のテーマ)の切り取り方やアングル、なんかで見て行く。執筆者の方々はあくまで教育的観点に立ってはるので、必ずしも音楽的とは云えない部分があったりもするけど・・・。

フランス語教室に通う生徒さん達よりも、寧ろ音楽好きな人の手に渡って欲しいと私は切に思います。ほんとにフレンチが好きだったら、アーティスト達の背景にある文化やコトバを知りたくなる筈。その欲に、立派に応える一冊です。

普通の本屋にはおいてないみたいなので、詳しくはこちらへ→(第三書房刊)


UR

No.12(9/96):「フレンチ・ポップス」特集号

一冊丸々おフレンチ!ジャケ写もふんだんにちりばめてあります。 辛口の批評やディスクレヴューには、一本筋の通った哲学を感じます。可愛いだけの「日本のおフレンチ趣味」に食傷気味のアナタに贈る、フレンチ・ポップス・バイブル。当「French Pops Page chez Tany」も紹介されてます。感謝。(ペヨトル工房刊)


Music Magazine

1996年9月号:特集「変貌するフランス音楽」

1990年代フランスの音楽シーンをレポート。RosebudレーベルとKaterineのインタヴューあり(しかしこの写真、あんまりだと思いません?)。ヒップホップを担当した早川さんも、何故か京都のかたです。私はインディーズ・シーンを総括してます。最近の音を聴いてみたい人のためのお買い物ガイド書。(ミュージック・マガジン社刊)


Sift

1996年7月号:特別企画「フレンチ・ポップス&ロックの現在」

短いけれど手際良くまとめてあります。リアルタイムのフレンチ入門にぴったり。しかしまたここにもKaterineのインタヴューが。他にもいいアーティストが沢山いるんだけどねぇ。(廃刊・現在「アフター・アワーズ」)



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Dernière mise à jour le 19 novembre 1999

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