leçon de français
chez Tany
といっても、これを読めば貴方もおパリーのカフェーでギャルソンにデミタスを注文できるようになる、ってもんじゃあございませんので、アシカラズ。
以前、大阪を中心に配付されている「花形文化通信」というフリーペーパーに、"日本でツカえるフランス語講座"を連載さしてもらったことがあるので、手始めに、それをここに再現してゆこうと思います。
マジに勉強したい方は日仏とかアテネへ、付け焼き刃でとりあえずーという方は、こちらへどうぞ。
- 人名編
Prénom(プレノン)
名前には、基本的に女性のものと男性のものの二種類があります。そもそも仏語の名詞は全てに性別がついています(ちなみに仏語の語源であるラテン語には中性名詞もある)。子音で終わる名詞は男性、-etteや-neなどeで終わるものは女性、というような大まかな法則があり、名前もこれに当てはまります。よくある男性名にJean(ジャン)がありますが、これに対して女性名にはJeanne(ジャンヌ)があります。このように、男女ペアで存在している名前が多いのが特徴といえます。
フランスの名のもうひとつの特徴としては、2段重ねのものが挙げられます。雑誌名にも使われているMarie-Claire(マリー・クレール/女性名)や俳優のJean-Paul(ジャン・ポール)ベルモンドといった具合に2つ1組みになった名前です。先に来る方が、女性ならMarieやAnne(アンヌ)、男性ならJeanのように短い名前であることが多いようです。
ところで、古くからフランスはキリスト教信仰の厚い国でした。ここまで挙げてきた名前も実は聖書に出てくる聖人からとってきたものなのです。フランスのカレンダーには聖人達の誕生日が記されていて、例えばEtienne君は自分の誕生日(anniversaire/アニヴェルセール)の他に、St. Etienne(サンテティエンヌ)の12月26日をfête(フェット)として、年に2回もお祝いが出来るのです。いんやあ、めでたいっ!
しかし近頃は若い人々の信仰離れが進み、聖人とは関係なく、無国籍で華やかな感じの名前が増えてきました。これは特に女性名に顕著な傾向(日本とおんなじですね)で、Vanessa(ヴァネッサ)とかOphélie(オフェリー)なんて、いかにもイマドキの女の子、って感じがします。Nom(ノン)
フランスの苗字で、de(ドゥ)がつくものは由緒ある家柄の名前とされています。映画音楽の作曲家François de Roubaix(フランソワ・ドゥ・ルーベ)や、パリ郊外の国際空港や凱旋門のある広場にその名を残したde Gaulle(ドゴール)大統領などがその例です。大統領と言えば、故ミッテランの前任者、ジスカール=デスタンを憶えてます?ちょっと見、これがフルネームみたいですが、実は苗字の2段重ね(またかいな)なのです。女性の社会進出が著しいフランスには夫婦別姓のような制度があり、子は両方の親の姓を名乗ることができるのです。いいなぁ。
私の小学校の頃の同級生で、Jacques-Christophe Jonglez=de Ligne(ジャック=クリストフ・ジョングレーズ=ドゥ・リーニュ)なんつう、おっそろしく長い名前の男の子がいました。それにひきかえ私なんてたったの4音節。いつも羨ましく思っていたもんです。
- おまけ:中性名???
いやいや、そういう子につけるための名前、てなわけではなくて、男女どちらでも使える名前。日本でも、ひろみとか、まさみとか、なおみなんかがそうですよね。
Claude(クロード), Dominique(ドミニック), Camille(キャミーユ)
など。あんまし種類はありません。
- 次回:音楽編
- 前回分復習:映画編
Mise à jour le 4 Octobre 1996
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