ぼくのケース

 

罹病

 平成10年12月、当時所有していた車、ローバー114は電気系統に弱点を抱えていました。
 冬のある日、エンジンを始動するのに手間取り、家を出てから20分ほどで、道路上でエンスト。再始動することもできず、車をすぐそばの材木屋駐車場へ押していきましたが、しばらくは手助けしてもらえず、自分一人で押している状態でした。
 JAFを呼んで近場のディーラーまで運んでもらいましたが、その日を境に今度は自分の身体のコンディションが悪化し始めました。

 常時腰に鈍痛が走る感じで、足が張る感じがします。近所の整形外科でレントゲンを撮ってもらって、電気治療をしてもらいますが、良くならないため、主治医である東京厚生年金病院の片山直樹先生(父と同郷でラグビーの松尾選手の主治医でもあったスポーツリハビリテーションの第一人者、スポーツ外来部長を経て現在同病院の整形外科部長)に診察していただきました。

 レントゲンではよく分からないが、下肢が張る(坐骨神経痛の症状)ということで椎間板ヘルニアの疑いがある、ということで後日MRI(Magnetic Resonance Imaging tomography:磁気共鳴断層撮影法。強力な磁気を用いるが放射線被曝などの心配がない。3次元の画像が得られる上、椎間板などの様子を鮮明に把握できる。)で撮影したところL4/L5間の腰椎椎間板症ということでした。
 つまり椎間板ヘルニアです。

治療

 ヘルニアである、との診断をいただいてから、足指の反射などを見ていただきましたが、神経の圧迫もまだ軽微であること、痛みはあるものの歩行に支障を来すものではない、ということから、痛みがあるときには安静にしつつ痛み止めを引用し、痛みが取れたら運動で腹筋背筋を付けてヘルニアの自然消退を待つ「放置治療」によることにしました。

 その後2週間ほどで痛みが退いたため、スキーを含む運動を開始することにしました。
 この治療方法ではヘルニアの自然消退を待つものです。以前より椎間板ヘルニアは自然に軽快する症例が多いことが知られていました。症状が重い場合は手術することが多いのですが、最近では生活に支障がない範囲であれば、MRIで経過を観察しつつヘルニアの消退を待つ治療が主流となっています。

その後

 今でも1ヶ月に1度ほど腰痛が顔を出します。そのときは会社も休んでなるべく座らずに横になった姿勢で過ごすことが多く、長いときは1週間ほど病欠を取って安静にしています。
  そして痛みが退いたらなるべく運動をする、といういたちごっこのような生活です。  ぼくの場合は、運動後腰痛が発生するわけでなく、法事のように長時間剤を続けたりした場合に症状がぶり返すことが多いのですが、ふだんの生活では坐骨神経痛の影響からか、足指の辺りの冷え性になってしまいました。

 椎間板ヘルニアという診断をもらう直前にサロモンのスノーブレードを購入。その年からは長い板からスキーボードに履き替える予定でした。
 年末、雪が降り始めた時期はまだ痛みが退かなかったので断念。1月中旬になって、痛みが退いてから、片山先生の許可を取ってリハビリがてらスキーを再開することにしました。その後毎年20日ほどをゲレンデ上で過ごしていますが、腰痛に苦しめられる、ということは余りありません。

 

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