その14:サミュエル・L・ジャクソンへの手紙
拝啓、サミュエル・L・ジャクソン様―― このところスクリーン上で、本当に貴方にはよくお会いします。大作話題作に出ずっぱりですね。
その あくまでも男性に、ですが……。
また、貴方の役者としての演技力もすごいです。どんな役柄も見事に体現してくれます。 怖い人も怪しい人も温かい人も――なんとなく怪しい人ばかり多い気もしますが――他のハリウッドスターたちもこぞって共演を望むほどだそうですね。コリン・ファレルが、あなたが共演だというから「S.W.A.T.」の出演をOKしたという逸話も、さもありなんという感じです。
それにしても近年の貴方のご活躍は本当に素晴らしいですね。実にいろんな映画でお見かけします。
「あ、またサム・ジャクソンが出てる」
「あ、またサムだ」 ってな感じです。その精力的な活動ぶりは、 せっかくなので、ここ数年の貴方の出演作を羅列してみたいと思います。 キル・ビル(2003) えっと、もういいですか?こうして見てみると、なんと年に3本くらい出てることになるじゃないですか!
そしてどの作品でも本当に貴方は印象深いです。 「パルプ・フィクション」(1994)の聖書を引用する殺し屋。 「ダイハード3」(1995)のブルース・ウィリスの向こうを張る活躍。 「交渉人」のケビン・スペイシーとの演技合戦。 「シャフト」では「おお、珍しく主演だ」と思わせてくれました。嬉しかったですねえ。作品はつまんなかったですが……。 「ディープ・ブルー」のサメに食われる死にっぷりを観たときは、「あんたそんな扱いでいいのか?!」と思ったりもしました。 あと「スター・ウォーズ」のメイス・ウインドウ役は、どうしてもジェダイ・マスターではなくサミュエル・L・ジャクソンにしか見えません。なぜか浮いてます。それはたぶん
「アンブレイカブル」の骨ポキポキ男も最高です。なにがいいって、あの
そういえば髪型!作品ごとに違う貴方の髪型にも驚かされます。アフロ、ロン毛、パンチ、ドレッド、スキンヘッド、と変幻自在ですよね。
しかし、実はハゲだったとは……。 新しい映画に出るたびに、スタイリストと相談して新しいカツラを特注し、私生活でもそのカツラを着けていたと聞いて、切ない努力を感じずにはいられません。
また、芸歴が長いだけに今見ると意外な作品にも出てますね。「パトリオット・ゲーム」(1992)とか「トゥルー・ロマンス」(1993)とか。 公開後数年経ってから見直したとき気づいたのですが、「ジュラシック・パーク」(1993)へ出てたのには驚きました。そういえば目立つ脇役がいたなあ、と思っていたのです。まあ一緒に出てたデブのほうが目立ってましたが……。
でもあんまり節操なく出演して、竹中直人みたく煙たがられないか、それが心配です。余計なお世話ですか?
まあなんだかんだ言っても、結局は私も貴方のファンなんだなあ、としみじみ思うのです。たくさん出演してるのはそれだけ働いてるということ。こわもてだけど、仕事熱心で、実は繊細な男、サミュエル・L・ジャクソン。今後も話題作が目白押しですが、応援してますよ! ――敬具
2003/9/29 |