その9:DVDを買うのだ


「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のDVDを購入した。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(以下「BTTF」)は、私のフェイバリット・ムービーの筆頭である。それをふまえて、冒頭の一文を購入直後の心情で表すと、正確には

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のDVD買っちゃった〜ん!むふふ。むふ。ブフー!

となる。(「ブフー!」は荒くなった鼻息)

 

「BTTF」は第1作公開から早や10数年経っており、テレビ放映もシリーズ通して何度も行われているほどだが、なぜか今までDVD化はされなかった(どうせ映画会社の利権絡みだろうが)。

私もいろんなサイトを調べたが、「オーストラリアでは2002年の夏に発売!」とか「日本では今年中は怪しい」とか「いや今年出そうだ」など情報がいまいちハッキリせず、やきもきした。やきもちではない。やきもきだ。むきむきでもない。

しかしここに至って、ついに日本でも発売と相成ったわけである。 しかしこれだけの大作を、どういうわけだかシリーズ3本のトリロジーセットのみ販売で単品販売なし、しかも生産数限定というのは解せない。購買意欲をあおるためだろうが、例えば「1」だけ欲しいというユーザもいるだろうに。

しかもDVD再生時、いきなりUSJのCMが流れる(しかもカットできない)。映画業界の金儲け主義には本当にうんざりである。

あとマーティの日本語吹替えの声優が三ツ矢雄二じゃない!!(←マニア)

 

話がそれたがこの「BTTF」、シリーズ3本のトリロジーセットで価格は9800円也だ。1本当たりの単価はともかく、3本一気だと高い!小遣い制の既婚者にはツライんだよ(泣)

でも買ってしまった。しかも発売日の前日、あるんじゃないかなーと思いつつ某量販店に行き、予想的中のフライング販売、即購入である。

※余談だが、買った後少し売り場を見ていたがその間も飛ぶように売れていった。改めてこの作品の持つパワーに脱帽。

そしていくらか不満はあるものの、買ってよかったと思っている。 なぜそうまでして買ったのか。多くはない小遣いをやりくりし、昼飯は毎日一番安く上がるローソンのコンビニ弁当にし、ローソン弁当ばかりならと結局ローソンパスまで作ってしまってまで、なぜ!

 

お答えしよう。それは「愛」のためである(魅惑的な響きだ……)。

自分の大好きな作品に対する愛、ひいてはそれを自分の手に保持したいという所有欲のためである。

個人差はあるだろうが、気に入ったものは本でもCDでも購入して自分だけのものを保有したい、という感情は誰にでもあるだろう。DVDがCD並の値段で購入できる時代となった今、その所有欲はいとも簡単に満たせる。

ただ、手軽に購入できるだけに、むやみに何でも買ってしまいそうになるのには気を付けたいと思うのだ。そもそも映画一本観るのに約2時間。果たして自分はDVD買ってまでその2時間を何度も費やすか?というと疑問だ。

もちろん何度でも見たくなる作品というのはある。それこそ「愛」を感じる作品の所以なのだが、そこまで好きじゃなくても、新発売とか超大作とか今なら特典CD2枚付きとかの文句に踊らされ、うっかり買ってしまうこともありえる。しかし1回観て終わる程度の愛なら、レンタルで十分である。

――なんだか男女間の話みたいでなんだが、イヤ別に自分にそういう経験があるとかじゃなく、イヤイヤそもそも男女間の話ではなく、決して付き合うなら相手を選べとかそういう話ではないのだが、ああなんだか弁解するほど泥沼。

まあ私はDVDコレクターではないし(というか金銭的になれない)、同じ映画をもう一度観るより、まだ観たことない映画をもっと観たいほうなので、買うのは心から好きな作品だけで我慢しようと思う。

 

さて、「BTTF」購入の翌週、今度は「ロード・オブ・ザ・リング」のDVDが発売された。なんということだろう、これまた私のフェイバリット・ムービーの筆頭なんである。

なんでよりによって数少ないフェイバリットの発売時期が重なるのか。しかも給料前だ。CIAの陰謀だろうか?なぜCIAが私の財布にダメージを!?

だが結局「ロード・オブ・ザ・リング」のDVDを購入した。

上の一文を購入直後の心情で表すと、正確には

やっぱ当然「ロード・オブ・ザ・リング」のDVD買っちゃったハ〜ん!ぐふふ。ぐふ。ブフー!ハフ〜。

となる。(「ブフー!」は荒くなった鼻息、「ハフ〜」は満足感と懐の寂しさがないまぜになった感情を表す)

 

2002/10/15