ブラック・マスク
黒侠

いたくな〜い の巻



某国で人体改造を受けた最強の工作員たち、701部隊。その元教官で、今は香港で図書館員として静かに暮らそうとするチョイ。しかし701部隊の元同僚たちが、香港の麻薬組織を牛耳ろうと暗躍していることを知り、立ち上がった。黒いマスクで素顔を隠して――という、ジェット・リー主演の香港アクション。

この現代のヒーローアクションという、設定でそそられるよね。

ジェット・リーって知っとるか?元々はリー・リンチェイっていう名で「少林寺」に主演してた奴じゃぞ!
知ってるわよそんなこと。知ったかぶり。ボケ老人。
べ、別に知ったかぶったわけではモゴモゴ。まあ聞け、この作品の701部隊の兵士ってのは痛覚神経を切断して、痛みを感じないようにされてるわけよ。だから殴られようが撃たれようが手足をぶった切られようが平気なわけだな。まるでターミネーターかユニバーサル・ソルジャー。でもサイボーグじゃないから、心臓止まったり失血しすぎりゃ死んじゃう。そこんとこに感情移入してしまう。
ほうほう、それで?
なんだか観ているわしも不死身気分!殴られても痛くない!痛くないぞッ!
パンチ!

ゲフッ!(血反吐)

うーん、うーん。

痛がってんじゃない。わけわかんないこといってんじゃないわよ。ボケ老人。
……この作品は映像がカッコイイよね。ジェット・リーは時代劇が多いけど、こういうナンセンスな現代劇はいける。
もうサイコーに強い!速い!おまけに美しいわね!もう、様式美といえそう。
暗い過去を持つ孤独な主人公、という点でバットマンに通じるものがあるかな。仮面もかぶってるし。
でもね……
そうじゃな……
ん?
あのマスク、ちょっとカッコ悪いー。
学生帽みたいな変な帽子もカッコ悪いー。
そうかな。なんかシュールで僕は好きだな。ブルース・リーのグリーン・ホーネットみたいで。あのカッコしてみたいよ。
……コスプレーヤー?
決別してたツイ・ハークとジェット・リーが再び組んだ作品だし、スピーディーな展開でなかなか楽しめるんじゃないかな。
細かい点では「なんでそうなるの?」とかあるけど。
確かに、ジェット演じるチョイが、敵を壊滅しようとする動機がいまいちはっきりしなかったりするけどね。
いいのよそんな細かいことは。ワイヤーアクションバリバリでダイナミックだしね。それにしても、主人公の友人の警部役のひと、あの存在感で物語をぴしっと締めてるし、ワイルドであたしのコ・ノ・ミ!
あーそうですね。
適当な相槌を打つな!パンチ!

ゲフッ!(血反吐)

うーん、うーん。

 

1999/11/24