マトリックス
THE MATRIX

サイバーなひととき の巻



ヘヘーイ、俺だサイバーだ。

君はマトリックスを見たか!?

おおっと、いきなりフォントがでかくてゴメンよ、カワイコちゃん。驚いたかい?そんなウブでマブなキミに、まずはこの映画のあらすじを紹介してやろう。

 

 

ニューヨークでプログラマーとして働きながら、凄腕のハッカーという顔も持っているネオは、「起きてもまだ夢を見ているような」感覚に疑問を抱いていた。ある日パソコンのモニターに不思議な文字が浮かびあがる。「マトリックスが見ている」――その指示どおりに薄暗いクラブに行くと、トリニティーと名乗る美女が現れ、彼をある男と引き合わせた。男の名はモーフィアス。ネオはそこで本当の現実を見ることになる。果たしてマトリックスとはなんなのか――

 

どうだい、面白そうだろ?なに、なんだかよくわからない?まあ聞きなよ。

とにかくこの映画の映像はスゴイの一言だぜ!この俺様が、今日はピンでこの映画を紹介しちゃおう。言ってみりゃあワン・マン・ショー!ってとこかい?おおっと、トゥルーマン・ショー!じゃないぜ?ラブラブ・ショー!でも、ましてや哀川翔!でもない。まあ分かってくれりゃあいいのさ。俺は過ぎたことと借りた金は気にしない男よ。

 

まず主演は、これが久々のアクション復帰となるキアヌ・リーブス。一時期はデブっちまってどうなることかと思ったが、この作品のヤツのカッコよさにはしびれるぜ〜。ソー・クー(ル)!だ。モーフィアス役はローレンス・フィッシュバーン、ゴツくて頼り甲斐のあるヤツさ。トリニティーはキャリー=アン・モス、妖しい魅力のナイス美女だ。物語は冒頭からイカしてるぜ。縦にスクロールするコンピュータ文字はこれが日本語のカタカナだ。主役のネオはハッカー、白ウサギについていけ、マトリックスが見ているぞと来たもんだハーッ!

 

おっといけねえ、興奮のあまり話が飛んじまったぜ。ともかく今いる現実が現実じゃないように感じていたネオは、やがてこの世界の秘密を知ることになる。それがマトリックスの正体なんだが……オッ水着ギャル!やっぱトゥナイト2は見逃せねー!

……いやちょっとテレビが、ま、まあ気にしないでくれ。

 

この映画の見所は、なんといっても映像。人物がまるでポリゴン図形のように360度回るシーン、あんたも見たろ?あれはほんとにぐるりと囲んだカメラで撮って、それをデジタル化してまたアナログにどうのこうのナンタラカンタラむにゃむにゃ、よく分からんがとにかく新しいぜ!(勢いでカバー。)

そしてアクションシーンは、香港のユアン・ウー・ピンが指導して、サイコーにカッコいいカンフーシーンになっている。この人はあの「ワン・チャイ」で有名なアクション指導者だ。なに、ワン・チャイってなんの略かって?ワンダフル・チャイニーズジェット・リーのことだよ!

……え?違うの?でもジェット・リーでしょ?……

まあそんな感じだ!

 

それじゃああんたも、早くマトリックス体験しなよ。映像の進歩はサイバー・パンクの実写化に成功した。ビッグ・ニュースさ!そんじゃまた会おうぜ!

バイ・ナラ!

 

 

……「バイ・ナラ」って何?
さあ……。
なんかよくわかんないことばっか勝手に話して、さっさと去っていったわね。とりあえずあたしたちもなんか言っときましょうよ。
うん、話の内容は決して目新しくはないんだけど、ダークでシャープでクールな映像が、そんな問題を帳消しにしてるね。二挺拳銃やワイヤーアクションは香港映画、世界観はヨーロッパのサイバー・パンク、そこに電脳世界とキリスト教的内容が絡んで、日本のアニメの影響も盛り込んでる。どこか不思議で不安定でそれでいてカッコいい映画だね。特に予想を越えるアクション・シーンや斬新なSFXは、一見の価値ありだね。
ドンドガードンドガードンドガー
……ムービちゃん、狂ったの?
テーマソングを口ずさんでたのよッ!

 

2000/1/5