ニルヴァーナ
NIRVANA

ニューロマンサー の巻



クリストファー・ランバート主演の近未来SF。ゲーム作家のジミーは新作ゲーム「ニルヴァーナ」の締め切りに追われていたが、自分の元を去っていった彼女を思い出し沈んでいた。ある日そのゲームの主人公が自我を持ち、自分をこの繰り返しの日常から救ってくれという。ジミーは会社のコンピュータに侵入して「ニルヴァーナ」を削除することを決意、電子アイを持つジョイスティック、名ハッカーのナイマと共に、鉄壁のファイアウォール「デビル」へと挑む――というお話。

サイバー・パンクってこういうのを言うのかしら?あんま詳しくないけど。
ダークな映像、怪しげなコンピュータ世界、日本とアジアとヨーロッパがごちゃごちゃ入り乱れたような独特の世界観、まさにそんな感じだね。
ソー・クー(ル)!
登場人物が魅力的でいいわよね。
調子がいいだけでいまいち役に立たないけど憎めないジョイスティック、額に外部記憶装置がある凄腕ハッカーのヒロイン・ナイマ、ジミーを追う日本人、どれも面白い。
ナイマの記憶再生装置って「JM」を思い出すけど、あれより断然面白いわー。ジミーの勤める会社の名前が「オコサマ・スター社」っても笑えるわね。あと日本人が「ジミーサン、タスケテクダサイー」とかいうのがそれ以上に笑えた!
ソー・クー(ル)!
でもちょっとさー、なんでジミーは自分の身を危険にさらしてまで、あんな行動をとったんだろうね?
きっとゲームの主人公に感情移入しちゃったからだよ。同じような日々の繰り返し、それに去っていった恋人の言葉「あなたって退屈な人」だったかな、そんな日常から脱却したかったんじゃないかな。
でもゲームの主人公の人って、「ムトゥ」のラジニでしょ?なーんで感情移入しちゃったのかしら?
……ラジニじゃないって。
ソー・クー(ル)!
うっさいわねー。とうとう壊れちゃったのかしら、このジーサン。
ふっふっふ。私をゼン=ベナン・バワンだと思っているね。騙されたね?
えっ?
ペリペリ。(変装マスクをはがす音)
じゃーん!俺様だ!
あっ、あんたは変態パンク野郎、サイバー・ネオ!

変態じゃなハーい!

……おおっと、俺としたことがちょびっと取り乱したようだ……こういう作品の時には俺を呼んでくれないとなー、シネマ君

だって、サイバーって胡散臭いんだもん

胡散臭いっていうなあハーッ!

……おっとまたまたクールな俺様としたことが……そもそも「ニルヴァーナ」ってのはどういう意味か知ってるか?涅槃とか悟りとかいう意味だぞ。バンドの名前は関係ないぞ。でもバンドのほうも俺は好きだぞ。カート・コバーンッ!

何意味不明なこといってんの。それにサイバーパンクにはテクノのほうが似合うわよっ。
いいや、パンクだっ!
物語世界にあってればどっちでもいいよ。この作品は多少編集に疑問があるけど、この手の世界が好きな人ならどっぷりハマると思う。僕はオコサマ・スターのデジタル世界にハッキングしてからの場面を、アナログで表してるところが好き。特にニルヴァーナを削除する場面は、なんか知らないけどぞくぞくしちゃったな。
ソー・クー(ル)!君も電脳の海にダイブしろ!
うっさいっつーの!あんた何しに来たの?
別に出番が欲しかったわけじゃないぞ。
(出番が欲しかったのか……)

 

1999/11/24