シックス・センス
THE SIXTH SENSE

ひっくり返る世界 の巻



上映中――場面はクライマックス。

 



うわわわーーー!!
(こ……これはすごすぎる)
(やられたわ)
(5週連続全米No.1はダテじゃない)
 

上映後――


カフェにてコーヒーをすするシネマとゼン=ベナン、無言でショートケーキ3個を平らげるムービ(1個/分)

 

小児精神科医の第一人者だったマルコム・クロウは、ひとりの少年を救いきれなかったことで心に深い傷を負い、妻との溝も深まってしまう。そんなとき、彼の前に現れた少年コール。マルコムはコールにかつての少年の面影を見出し、カウンセリングを施すことを決意する。しかし、コール少年には人には言えない秘密があった――。

CMではやけにスリラーっぽさだけを強調してたけど、この映画はただのスリラーじゃないね。確かに怖いシーンはあって、それも半端じゃなく怖いんだけど。

怖かったよーホントに。わしゃ怖かったんじゃよー!
とかいって抱きつくなこのエロジジイ!(延髄チョップ)
設定が、霊が見える子供とそれを治そうとする小児精神科医だからね。予告なんかでもちょっとだけ出たみたいに、当然霊は出てくる。 でもそれは、単純に霊が出るから怖いんじゃなくて。
霊が見える少年の立場での恐怖、プラスそれが見えないことの恐怖、じゃな。
そう。少年が「僕は死んだ人が見える」というのを境に、それ以前は見えない恐怖、以後は見える恐怖だね。そのあたり、とてもメリハリが効いてる。
強いていえば、梅図かずおの漫画じゃ!
意味がよく……。
雑誌の紹介記事には「ヒューマン・スリラー」とか書いてたのう。最初は「なんじゃそりゃ」と思ったが……言い得て妙じゃったな。

そこだね。怖いシーンはこの映画にとって本質じゃない。精神科医と少年、少年と母親、精神科医とその妻。微妙にすれ違うそれらの人々の関係が、ラストに至って変化する。そこには少年と霊との関係ってものがとても深く関与しているんだ。

この脚本は見事だよ。演出もうますぎる。この手の設定の話は突飛になりがちだけど、この作品はどこか不安定な印象に現実感があって、重厚で、すべてのシーンに無駄がない。いつのまにか観客を引き込んで離さないんだよね。ここまで完成された作品を、若干29歳で撮ったなんて、脚本・監督のM.ナイト・シャマランって人はすごいな。本物だ。

この人はインド出身なんじゃな。そういえば医者の先生役でコイー顔のインド系の人が出てたが、あの人がそうじゃったのか。インドおそるべし!
怖いのに泣けるよね。こういうのは滅多にない。最後の少年と母親のシーンなんて……(うるうる)
ジーンと来るものがあったのう。……キーワードは「愛」……かな(ポッ)

(無視)

そういえばムービちゃん、今日はずいぶん静かだね。

……ううう。
うわーーー!
ぎょっ。まだ落ち着いてなかったのね
ケーキ3個も食ったくせに。
なによシックスセンス!すごいわよあのラストは!確かに冒頭で「この映画の秘密は決して人には話さないでください」なんてわざわざブルース本人の名前で出された時は、相変わらずお茶目ねブルース、なーんて微笑ましさであたしゃ思わず笑ったわよ!ところが何?納得だわよ!秘密が明らかになった瞬間、背筋がゾクゾクして開いた口がふさがらなったわ!そりゃケーキ3個も食べるわよ!口が開きっぱなしなんだものッ!
それは関係ないと思うが……
確かにあのラストの、それまでのすべてがひっくり返っちゃうような衝撃は「ユージュアル・サスペクツ」以来だなあ。矛盾した言い方かもしれないけど、一瞬の間にジワジワと謎が解明される快感!これは絶対に見てない人には話せない。良質なミステリ小説を読んだ時のような興奮。ああっ、これ以上いえないのがもどかしい。
ムキーーーッ!すごいわすごいわさすがあたしのブルース!
子役のハーレイ・ジョエル・オスメントくんもすごく上手かったね
例えアクションがなくてもブルースはサイコー!
史上最年少のアカデミー賞取ってもおかしくないよねえ。
相変わらずのハゲっぷりも素敵ィィィー!!
だからね……
とにかく、近くの大馬鹿ヤロウにネタばらしされる前に映画館にゴーじゃ!
ムービちゃん、落ち着いて……げふっ!(振り回された腕によりダメージ)
ブルゥスゥゥゥーー!!

 

1999/11/3