スリーピー・ホロウ
SLEEPY HOLLOW

くびちょんぱ の巻



18世紀末、とある村で起こる連続首なし殺人事件の謎を描いた物語。スリーピー・ホロウはその村の名前だね。原作はアメリカの古典的ホラー「スリーピー・ホロウの伝説」。監督ティム・バートンと主演のジョニー・デップは、「シザー・ハンズ」「エド・ウッド」に続いて3度目のコラボレーションだね。
ゴシック・ホラーと銘打つだけあって、重厚で暗〜い雰囲気がどよどよしてて、いい感じ。ドラキュラとかフランケンシュタインとかに通じる外国怪奇映画の味があるのよね。
それらはたいていヨーロッパものなんだけど。首なし騎士(ホースマン)はアメリカ特有のホラーらしいね。向こうではとてもポピュラーらしいよ。
首なし死体はいったい誰の仕業なのか?そして切り取られた首はどこ行っちゃったのか?ホラーだわー。
く、くびぃ〜〜!くびちょんぱ!
あ、乱れてる人がいる。
バートン映画だっていうからもっとファンタジックなものだと思ってたのに、ばっさばっさと首切られちゃうじゃないか〜!
確かに切りまくりだけど、どこか物語めいてない?寓話的っていうかさ。思ったより生々しくなかったけどな。

ええええ?!

だって切り口ぱっくりだよ?!切られた首はころころ転がり時にはふっとびもうクビだらけでクビだクビだびっくびした!

……今さりげなくつまんないこと言わなかった?
そして首なし騎士が迫ってくるときのド迫力っていったら!

あれは確かにビビったわ。

「バイオ3」の”追跡者”といい勝負ね!

……何の話?
でもこれって、本質はホラーじゃなくてミステリなのね。展開が二転三転して、すごい面白かった!
そうなんだよね。怪奇もののディテールにこだわりつつ、そこにミステリやロマンスやコメディの要素を上手く盛り込んでる。映像も雰囲気万点。監督バートンの手腕が冴えてるね。
ティム・バートンといえば「はみ出しものの悲しみ」みたいなものがいつもテーマであるじゃない?今回はそういうのなくて、純粋に娯楽作品なのね。
主役のイカポッド捜査官は、バリバリのやり手かと思わせといて、結構へたれ!それでも勇気を振り絞って事件に臨んでいく。正義の人なんだよねー。演じたジョニー・デップは、ミス・マープルやホームズなどの探偵ドラマの役者の演技を参考にしたらしいね。
でもあんだけへたれなのに、ヒロインの娘とちゃっかり仲良くなっちゃうのよね。まあ、ルックスいいからしょうがないけど!
「けど!」だってー。乙女ぶっちゃって。

お、乙女なのよッ!

目がハートになってるのを見てごらんっ。

そのヒロインを演じるのは「アダムス・ファミリー」「バッファロー66」のクリスティーナ・リッチだったんだね。最初知らなくて気づいてびっくり。どうも黒髪っていうイメージがあるんだよねー。

「バットマン」のアルフレッド執事でおなじみマイケル・ガフが出てたのが、あたしはちょっとヒット!

それにしても、首なし騎士のルックスやアクションがカッコよかったわー。でも演じた役者が意外でびっくりした。メインキャストにクレジットされてないけど、これって一応シークレットなのかしら?

でも首なし騎士のアクションシーンを演じたのは、また別の人だよ。レイ・パークなんだって。
誰それ?
赤黒メイクの人。
ああ!あの人か!なるほど!
え?誰?
ないしょー。
ないしょー。

くわッ!

あ、あんたら血ィ見るわよ!

教えなさいよ、だ、誰なのよーーッ!!

 
※あの人:この作品の赤黒い顔の人

 

2000/3/15