TAXi 2
たくしー つー

こんにしょあ〜 の巻



リュック・ベッソン製作のフランス・カーアクション映画「TAXi」の続編の登場だ。今回もスピード狂のタクシー運転手と、どうにも冴えない刑事のコンビが大活躍、というところかな?

ちょっと待った!
な、なに?
この映画、カーアクション映画という定義がそもそもおかしいと思うのよ。あたしとしては。

ボクとしてもね〜。
あ、ああ。そうだね、どちらかというとコメディだよね。

「どちらかというと」?
え、あー……違う?
大間違い!
この映画のジャンルは「バカ映画」よっ!!
う、うん、そうだね、おバカな――

「おバカ」とかなまっちょろい言い方はおよしッ!!完全無欠の「バカ」よッ!!

前作は中途半端にバカだったけど、今回は輪をかけてバカ!

ど、どう違うんでしょうか……。

わかんないの?ハフ〜(嘆息)しょうがない、教えてあげるわ。

若干ネタばれを含むわよ!

まずは日本の防衛庁長官がマルセイユにやってくるって事から、我らがエミリアンのいるマルセイユ警察がその警護をするんだよね〜。

警護だけならともかく、その長官たちの乗る車を警察が変装した賊に襲わせて、それを撃退することで自分らの優秀振りを見せようってどうなのよ?いいの、そんなことして?

しかもその計画の作戦名が「ニンジャ」?!

違うよ、正確には「ニンジョワ〜」だよ。もっとフランス語っぽく!

日本語の挨拶も「こんにちは」じゃなくて「コンニショア〜」なのよね。お前ら日本語なめてんのか!

 

コンニショア〜。

 

あら、結構いいわ。

でも結局その長官はさらわれちゃうんだけど、そのさらったヤツラが日本のヤクザ!日本でのマフィアと言えばヤクザってことなのかな?でもヤクザはあんな表舞台に出た犯罪はしないでしょう〜。
しかもそのヤクザの親分って、着流しで、背後に芸者を2人はべらせてるのよ!どこの国のヤクザよ!
そしてその実行犯がニンジャ!ヤクザってニンジャを雇ってたのか?!
あくまでも「ニンジャ」であって、「忍者」ではないわよね。このニュアンスがわかるかしら?
そしてそのニンジャたち、渋滞の道を走り抜けるとき、なぜわざわざ車の上に飛び乗ったり、転がってボンネットの上を回転したりする?!普通に走れ!そのほうが速い!
そして警察に追い詰められたとき、なぜ円陣を組んで相談する?!
そして主人公ダニエルの駆るタクシーはなぜあんなに改装してる?しかも空まで飛ぶぞ?おまえは「ナイトライダー」か?!
さらに話は進んでヤクザが長官をさらった理由が出てくるんだけど、それが「長官に催眠術をかけてフランス大統領を暗殺させる」って何なのよッ!
しかもその日本からやってきたという催眠術師が、一瞬千葉真一に見えてビックリしたよ!
そりゃビックリだわ!
結局催眠術師は、長官に催眠術かけたあと主人公たちにのされちゃって、長官は助けられるんだけど、長官まだ催眠術かかったままやん!大統領殺しちゃうじゃん!
そういえばその催眠術師たちを、女刑事たちがカンフーで倒すシーン!
わ、いきなり。いたの?
女性2人がパンツ丸出しで格闘するのが、たまらなくヤラシイッ!わしもうたまらんがな!
そ、そうかい。
しかも一人はパンツ一枚を残してトイレから拉致された後のはず!ということは、ということは、ノーパンであんな激しいアクションをしていたということ?!そういえばなんかヤバいショットじゃなかったか?うおお、巻き戻してスロー再生必至!!
なんで警察よりタクシードライバーのほうが事件の捜査がうまいんだ!
なんであの将軍は寝てばかりいるんだ!
なんでダニエルの彼女のリリーはあんなにカワイイんだ!
みんな、落ち着いて……なんか一人だけ違うけど。
なんで主人公のくせにあんなに悪役顔なんだ!
なんでこの映画を、フランス人は6人に1人が観てるんだ!しかも「タイタニック」を超える動員数!
と、とにかくそれだけ突っ込みがいがある愉快な映画ってことだね。
なんでダニエルの彼女のリリーはあんなにカワイイんだっっ!!

それさっきも聞いたよ……

ま、まあ好みが分かれる映画ではあるだろうね。じゃあボクもひとつ突っ込んどこうかな――

なんで「TAXi」って「i」だけ小文字なんだー。なんつって。

どう?



そこかよ!

 

2002/4/14