007 ワールド・イズ・ノット・イナフ
THE WORLD IS NOT ENOUGH

007と2度言う の巻



007の最新作。62年にスクリ−ンに登場以来、もう19作目になるんだね。主演はこれが3本目のボンドを演じるピアース・ブロスナン。ボンドガールには、007にしては異色の大物女優ソフィー・マルソーと、「スターシップ・トゥルーパーズ」「ワイルド・シング」のデニース・リチャーズ。
もうこれだけ続くと飽き飽きしそうなもんだけど、毎回いろいろ工夫されてて楽しめるわよね。まさにイギリスの寅さんね!
そういわれるとなんだか気が抜けるんだけど……。
なんでー?マドンナだって出てくるし。
ボンドガール!だ!
あら、あんたいたの?

っっっっったりめーだべウラー!

俺様は「恋人にするならどんなタイプ?」「スパイ」っていうくらいのスパイ好きだぞ!007ははっきしいってバイブル!そしてライバル!

……ライバル?
冒頭の、銃口の向こうにボンドが歩いてきて撃ち返すあのシーンを観ると、なんだか嬉しくなっちゃうわよね。子供のころTVのロードショーで観たのを思い出してさ。歴史あるなーって思っちゃう。
い〜〜〜〜〜〜いこと言うなあ、ねーちゃん!
いきなりオヤジ化したわね。
話を戻すと、オープニングから派手なアクションが連発。ここで終わるかな?と思わせてもまだまだ続くアクションシーンに、まずは作り手の意地を感じるね。

今回も川だの雪だの炎だの管の中だの大活躍の007!

でもどうして名前を聞かれると、毎回「ボンド。ジェームズ・ボンド。」って2回言う!

それがダンディズムのお約束だ!
お笑いのお約束じゃなくて?
そんなことより君たちー、007といえば秘密兵器だろ。今回もいい感じのアイテムがテンコ盛りだぜ。
なんだ、まともなことも言えるじゃない。
特にいろんなものがスケスケに透けて見える「X線サングラス」は絶対欲しい!おまえも欲しいだろ?!
…………。(思わず言葉に詰まった)
そういうことか……。
い、いや、じょ冗談だよーあははは。僕はジャケットを引っ張ると出てくる丸い防護壁が面白かった。007の秘密兵器って最初のほうで説明されるけど、それが劇中ちゃんと使われるんだよね。使いどころは予想つかないんだけど。

ところで今回ソフィー・マルソーが出てたわね。彼女このオファーがきたとき、「ボンドガールをやると不幸になるからやめなさい」って人に言われたらしいわよ。

よく受けたよね……。

でも、そのあまりの可愛らしさに思わずうっとり。前作のミシェル・ヨーといい、最近の007はキャスティングが面白いなあ。もう一人のデニス・リチャーズは、ボンドガールらしいセックス・アピールがあって、これはこれでよかったけどね。

あんな物理学者がいるんなら、俺も学者を目指したい今日この頃ごろ!
こういうこと考えるバカって、やっぱいるのねー。
今回の敵は脳に埋まった銃弾のせいで、すべての感覚が麻痺した「痛みを感じない男」。うーむ、腕が鳴る!
勝手に鳴ってろ。でもその「痛みを感じない」っていうのが、ストーリーにあまり関わってないわよね。そこは消化不足だな。
メンタルなシーンでは生きてるんだけどねー。
そのファクターを使えばもっと面白く出来たと思うんだけど。ロバート・カーライルを使ったわりには、いまいち敵役が目立たないのよね。
ソフィー・マルソーが全部持ってってるよね……。
まあ、あたしとしてはこの映画、可もなく不可もなくって感じかな。アクション映画としては普通の出来だと思う。
僕は安心して楽しめたよ。ピアース・ブロスナンもすっかり007が板についてるしね。アクション映画の持つサービス精神が、この映画にはあると思うな。
俺様はボンドの愛銃がワルサーPPKじゃなくP99なのが不満だ。
……マニアックだなー。
そういえば、タイトルの「ワールド・イズ・ノット・イナフ」ってどういう意味かしら。
世界は充分じゃない?かな?

つまりこういうことだな。

「いやー部長、もう飲めないッス!」

「なんだーコラー、俺の酒が飲めねえってのか!」

「勘弁してください、もうイナフです!

ってね。

何が言いたいんだ?

 

2000/3/1