宝塚の四季、季節の道標5月(端午の節句、母の日、薔薇園、長谷の牡丹園、中山寺大願塔)
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宝塚の徒然草

平成20年5月4日(日) ぼったくりメジャー
ゴールデンウィークも後半に入り、各地で車の渋滞の様子がニュースで流れている。 さて、世の中のそうした様子を横目に見ながら新聞の見出しで気になるものを書き連ねてみる。

・ガソリン暫定税率復活  与党衆院で再可決  56年ぶり「みなし否決」適用
・硫化水素自殺法ネット削除要請  警察庁「有害情報」指定
・メーデー若者立つ  貧困の格差ストップ
・3大メジャー大幅増益  原油高で底上げ  英BP伸び63%
・ダライ・ラマ特使きょう訪中
・船場吉兆本店立ち入り調査  客の食べ残し 使い回す
・外国人投資家  日本株買い越し
・統率された愛国  聖火中国ルート  政権開幕まで綱渡り
・亡命ウィグル人ら世界で反中デモへ

この中で今一番気になるのは3大メジャー大幅増益であるが、投機マネーが原油価格吊り上げに向かい、それがもろに業績に表れたもので、メジャーや投機家にとってはウハウハであろう。 英国のブリティッシュ・ペトロリアムに至っては63%ものアップ、生活の基盤である石油でこんな状態許していいの・・・?

価格高騰にあえぐ庶民の怨嗟の声が塗り込められたお金を貯め込んで、本当に嬉しいのでしょうか?と思うのは貧乏人の僻みなのでしょうね。 彼らにとっては儲かりゃなんでもいい、企業の倫理なんてクソ喰らえ、てとこでしょうか。

資本主義は金儲けが根底にあるものの、更にその底には倫理観がなければなりません。 ほりえもんに代表される金儲け主義の輩にはその辺の倫理観が欠如していたわけで、世論は危うくこうした動きに流されそうになりましたが、どうにか持ちこたえました。

しかし、世界の投機筋はこうした事には無頓着。 傍若無人な振る舞いは横行し、石油だろうが食糧だろうが手当たり次第。 金さえ儲かりゃ人の迷惑なんて屁のかっぱ、まるで時代劇に出てくる悪徳高利貸しそのものです。

となれば、そろそろ正義の主人公の出番だと思うのですが、G8はその主人公になって欲しいのです。 しかし見ていると、どうにも腰が引けているように映ります。 福田首相にはここは一番、頑張って欲しいものです。

人の嫌がることはしない、と云う持論をお持ちのようですので、その人の嫌がる事をしているこうした輩を是非とも退治して欲しいものです。 でも、この人の「人の嫌がる」こととは、自分からのみの一方通行のようで、相手からのは含まれていないようです。

平成20年5月7日(水) 喧嘩できるかな、福田首相
今週の出来事で気になることと言ったら、やっぱり、昨日来日した中国の胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席であろう。 早速、向こうはパンダの貸し出しをする旨の動物外交を始めたが、ここは一番歴代の総理(小泉元首相除く)とは異なる態度で臨んで欲しい。

テレビ局もパンダが死んだからと云って、子ども達の悲しそうな顔を全面に出して、「代わりのパンダが直ぐ欲しい」と訴える演出は止めて欲しい。 が、これはもう既に手遅れで、パンダのいない檻を映した映像を前に、女性アナウンサーは「パンダはもういない、子ども達は何てかわいそうなんでしょう」、とウルウル光線を発した後であった。

外務省も直ぐに中国政府に打診をしたらしく、向こうにすれば「これは上手く使える駒ができたわい」とほくそ笑み、早速、パンダジャブを打ってきた。 で、これまでの政府関係者であれば、過去の贖罪の意識から「中国政府はあんな酷い事をした日本に対して快く対応してくれるとは、何という心の広さ」、と平身低頭することろであったろう。

でも、である、60年以上も経って、最早やそのような過去のトラウマを脱却する時である。 毒入りギョーザ事件、東シナ海ガス田、チベット問題と、両国間に横たわるビッグ3の問題はこれを避けては一歩も先へ進めないものである。

が、今日の共同声明では、「歴史を直視し、未来に向かう」とする内容となったが、テレビの解説を聞いている限りにおいては、それほど深く言及しなかったように見える。 第一、中国製冷凍ギョーザの中毒事件については、一日も早い真相解明が両国にとって必要であるとして、両国の捜査協力の強化との事。

よくもまあーこんな事平気で言うてくれるわ。 日本の科学捜査ではあの薬物は中国産であることははっきりとしているのに、何で両国やねん。 それも言うなら、中国国内の捜査が進展しないため、日本の警察の協力をお願いする、と云うのが筋というものではないか。

が、こうして見ていると、日本側は未だに衝突を恐れているようで、どうにも肝っ玉が小さいようだ。 すこしは明治時代の政治家や近くは小泉元首相のあの毅然とした態度を見習ったらどうか、と思ってしまう。

でも外交官を含め政府関係者は、学校では皆勉強のできた優等生ばかり、が、如何せん喧嘩のしかたを知らないのである。 こんな場では、時には辺りを圧する強烈な押し出しも必要なのである。

しかし、日本のマスコミは日本の主張が強いときは日本政府を叩くが、中国や韓国の主張が強いときは相手を「したたかだ」、と持ち上げる変な癖を持っている。 つまり、日本政府は常に弱い状態、煎じつめれば苛められっ子でなければならないらしい。

只、最近はこうした傾向も変わってきており、ここは一番、番長同士、はっきりと喧嘩をするぐらいの気構えで交渉して欲しいものです。

平成20年5月10日(土) ごまめの歯ぎしり
・船場吉兆全店、食べ残し使用、刺し身盛り合わせも
→昨年12月に産地偽装でお詫びの記者会見で、全国的に「ささやき女将」のナイスネーミングを頂戴して間もないのに、またもや不祥事発生。 今度はなんと、先客の食べ残した物を別の客に出していたと云うのだ。

えー!あの超高級料亭でこんなことがあっていいの・・・なんて、初めての時は新鮮なサプライズであったが、今回はニュアンスが少し違ってきたのではないだろうか。 なんと言っても今回は二回目、ともなれば世間の目は急に冷たくなってきたのは当然のことと云えよう。

しかも、である。こうした事をした店は本店だけだと言っていたのに、舌の根も乾かない内に全店ベースで行われていたとのこと。 もうこうなれば仏の顔も三度迄で、完全に堪忍袋の緒が切れる領域に入ったのである。

人間この段階になると、相手の言うことは何一つ信用できなくなるもので、店とすれば痛恨の大ダメージと云うところであろう。 尤も、吉兆の玄関先でさえ入ったことがない貧乏人がこんな事を幾ら言おうが、店側とすれば痛くも痒くもないであろう。

それにしても傍から見ていると、不祥事が起きた際のお詫びの仕方が分かってないな、と思う。 お詫びをする場合は、それまで隠していた事もまとめて一気に喋ってしまうほうがいいのです。

つまり、一度で全てを詫びてしまえば、人の心理として「一度ぐらいなら・・・」と許しやすい心境になるのである。 更に苦言を呈するならば、社長たるもの、不祥事が起きた際は全面に出て対応すべきである。

しかるに、この女将社長は逃げ回ってばかりいて、なかなかマスコミの前に出てこず、やっと出てきたかと思えば「私は知らなかった」と毒餃子の中国政府のように責任逃ればかり。 自分の旦那が元社長であれば、そんなはずはなかろう、と思うのが一般的な見方だと思うのだが。

「ほんとに、私もびっくりしたんですよ」と言うくらいなら、直ぐにマスコミの前に出られたはずでは・・・。 こうした見苦しい態度は、一般的な企業の最高責任者であれば当事者能力無しとして、即社長失格となるであろうが、この店ではそうでもないらしい。

が、それもこれも、こんな苦言は店側からすれば単なる貧乏人のひがみ、ごまめの歯ぎしりぐらいにしか聞こえないであろう。 そのごまめとすれば、せいぜい「驕れる者は久しからず」と言うくらいが関の山か・・・・。

・白樺ガス田共同開発 日中サミット前合意へ
→「太平の眠りを覚ます大問題、ガス田、チベット、毒餃子、有難迷惑一億パンダ、たった二頭で全て解決?」、 大方の予想通りのあやふや外交で、パンダの模様のように白黒はっきりしませんでした。

そこで中国側に注文、同じ貸してくれるなら、白と黒のペンキを塗った熊を貰えませんか。 レンタル料は年1万円ぐらいでどうです。 上野動物園ではこれをパンダだと思って見ますから。 え!偽物、だってペンキを塗るのはお宅の得意技だと思ったのですが。

なんせ、崖に緑のペンキを塗って、「あれ木や」言うてるくらいですから。 「ちゃうがな、あれ苔やで」??? ところで胡錦濤さん、ほんまパンダによう似てるけど、今回は正しく「パンダ外交の旅」だったようですな・・・。

平成20年5月14日(水) チベットの祟り?中国で大地震
・中国でM7.8の地震 四川省成都 死者3000〜5000人か・・・・・(5月12日夜のニュース番組)
・中国で地震8500人死亡 四川省M7.8 学校など多数倒壊・・・・(5月13日の朝刊)
・中国でM7.8の大地震 死者1万人に・・・・・・・・・・・・・(5月13日朝の情報番組)
・約1万人死亡 中国・四川省で大地震・・・・・・・・・・・・・(5月13日昼の情報番組)
・死者1万1900人余 倒壊50万戸・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5月13日夜のニュース)
・2万3000人生き埋めか 四川大地震死者1万2000人超す・・・・・(5月14日の朝刊)
・四川省大地震”断層300キロ”、幅40キロ・・・・・・・・・・・(5月14日夜のNHKニュース)

一昨日から今朝のニュースを並べてみたものですが、被害が段々大きくなっていっているのが分かります。 震源地へ行く道は橋が落ちており、交通・通信は遮断と新聞、テレビでは伝えている。 と言うことは、この調子でいけば被害はまだまだ拡大しそうな雰囲気を漂わせている。

ちなみに今朝の新聞を見ると、四川省+重慶市+甘粛省+陝西省で具体的に出ている死者の数字が15,160人、これに確認が取れていない数千人死亡を加えると、最終的にはどれだけの数字になるのか末恐ろしくなる。

ところで被災地の様子ですが、テレビで観ていると日本と大きく異なる点がある。 それは、被災者が道路脇のテントに居たりして、日本のように学校の体育館や地域の公民館など、公共の施設にいないのである。

矢張り、建物の耐震精度が脆弱なため、こうした状態になっているのであろう。 なんせ、日本では耐震精度が高いと思われている学校があんな簡単に崩れてしまうのだから。 インフラに於いては日本と中国ではまだまだかなりの差があると思われる。

さて、震源地は中国の田舎のようなので、言ってはなんですが、日本とは異なり交通事情はあまりよくないと思われます。 つまり、被害調査はそんなにスムースに進むとは思えません。

十数年前、中国へ行ったことがありますが、その時見た農村の家々は、北京や西安など大都市近辺にも関わらずレンガ造りで、お世辞にも頑丈とはいえない造りでした。 その時の印象として、これでは地震が来たら積み木のように簡単に壊れるだろうな、と思ったものです。

中国を代表する大都市近郊でもこうなのですから、アバチベット族・チャン族という少数民族が暮らす片田舎であれば、家の造りはもっと粗末であろうことは容易に想像がつきます。

しかもこの地は3月にチベット族の暴動があった土地なのですから、運命はなんと云う皮肉な巡り合わせをするのでしょうか。 これがその昔なら、さしずめ「チベットを守る神様がお怒りになり、大地を震わせたのだ」となる事でしょう。

ところが昨日の報道では、来月この地域を聖火は通ると中国政府は発表しましたが、何と無神経な発表でしょうか。 これが日本であれば、被害状況も未だ分からないのにお祝い事とは何たる事、被災した地域住民の気持ちを逆なでするのか、と一斉に異議を唱える処でしょう。

しかし中国政府は、1分間の黙祷するからいいじゃないの、と譲りません。 つまり、被災者よりもオリンピックの方が大事だということです。 その裏にはチベットは中国の一部と云う国内外に対する姿勢があり、そのスタイルを崩さないためにも無理にでも通るのでしょう。

でもそうすると、チベットの人々は多くの死傷者を出して悲しみも去らない時に何が聖火だ、と恐らく思うでしょうね。 そうなると人の心はどう動くか・・・・占い師でもないので未来はわかりませんが、プラスの方向に動かないのは確かだと思います。

「1秒早ければ、それだけ人の命が救える」、と温家宝首相は言ってますが、それなら中国政府は各国からの人的援助を受け入れるべきでしょう。 励まし、被災者に涙する首相の姿を中国のテレビは放映しているようですが、そんなお涙頂戴の姿よりも、素直に助けて、と言えばよいと思うのですが。

平成20年5月17日(土) トレース、四川省大地震
・救援物資奪い合い 四川大地震 死者1万5000人に迫る・・・・・(5月15日の朝刊)
・「党・政府の思いやりを被災者に伝えよ」 安定最優先、中国政府厳格に報道規制・・・・・(5月15日の朝刊)
・四川大地震 迫る「限界時間」救出懸念・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5月15日の夕刊)
・ヘリ増派、12万人投入、被災者1000万人以上、日本の救援隊受け入れ・・・・・・・・・・・・・・(5月15日の夕刊)
・死者5万人、中国政府推計  四川省だけで1万9500人超、負傷者約10万2100人・・・・・・(5月16日の朝刊)
・四川大地震  救援受け入れ拡大  露・韓など胡主席も現地に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5月17日の朝刊)
・倒壊の病院宿舎 乳児ら救え!  日本隊夜徹し奮闘  四川大地震  死者2万2000人超・・・・(5月18日の朝刊)

→こうして新聞などの見出しを並べてみるだけで、地震の経過が時系列的に見えてくる。 そして、中国政府は頑ななまでに拒んできた外国からの人的救助をついに受け入れた。

その理由も、どうやら死者が推計5万人、負傷者約15万9000人、家屋倒壊515万戸以上と目もあてられない被害状況にありそうだと素人目には見える。 圧倒的な大自然の力を前にして、遅々として進まない救助に国民の不満が充満しているからだろう。

それにしても中国政府の決断が遅い、日本は地震が起こった直後に救援を申し入れているが、それを拒んだのは何なのだろうか。 軍事的な観点?最近の経済成長で豊かさが増し、自国で何とか出来ると思ったから?それともアジアの先頭を行く日本人に対する劣等感?はたまた日本人が憎いから、でも、そんなことより人命が大切なのは言うまでもない。

でも心変わりしたのは何故なのか、この1年間、温家宝首相と胡錦濤国家主席が相次いで来日し、日本と中国の戦略的互恵関係を築こうと約束したばかり。 その一方から、「助けてあげる」という互恵関係を促進する言葉を受けて、これを袖にすれば、日本人の中国に対する感情は更に悪くなる、と読んだからなのだろうか。

しかし、これが前の江沢民主席であれば、恐らく日本に助けを求めてこなかったのではないだろうか。 なにせ、反日教育を促進し、日本人を憎んでいたから・・・・でも、胡錦濤国家主席と温家宝首相には何かしら違うものを感じる。

以前来日したロックイーターのような江沢民の時は、顔は笑っていても目の奥には御簾が掛かっていて、その奥から何かしら爬虫類のような冷たい視線を感じたものであった。 が、今度の二人には目の奥に温かさを感じるのは何故なのだろうか。

無論、資源外交やチベットなど、百戦錬磨の中国のトップだけに油断はできないが、もしかして見た目に騙されているだけ・・・・? 「氷を融かす旅」から「温かい春の旅」、そんなコマーシャルレベルの浮ついたキャッチフレーズよりも、今回の中国からの地震救済への旅のご招待は、旅としては最悪かもしれないが、中国の真の心を融かす旅となりそうな気がする。

平成20年5月21日(水) Huge Earthquake in China
・土砂崩れダム決壊危機 洪水恐れ1万人避難・・・・・(5月18日の朝刊)
・四川大地震1週間  救援難航長期戦に 死者3万2000人超す・・・・・(5月19日の朝刊)
・土石流200人生き埋め・・・・・(5月20日の朝刊)

→巨大地震から1週間だ経った四川省の大地震だが、月曜日、被害状況が新聞に出ていた。 それによると、負傷者22万109人、生き埋め9500人、被災者1000万人、建物倒壊515万戸、校舎倒壊6898棟、ダム決壊の恐れ400か所、土砂崩れダム21か所、なんとも言葉を絶する被害状況である。

ところが、火曜日になると死者が3万4073人、負傷者24万5108人、水曜日は死者4万75人、負傷者24万7645人、倒壊家屋536万戸と、増加する被害状況は依然衰えをみせないでいる。

こんな巨大な災害の場合、一般的にスーパー(Super)と言う言葉が浮かんでくるが、CNNのニュースを載せた本を読んでみると、ヒュージュ(Huge)と言う表現を使うようである。 それはともかく、阪神大震災のときは、発生から5日程度で被害の全体像が見えてきたように記憶している。

しかし、今回のような巨大な地震ではまだまだ死者の数が増えそうで、全体の被害が確定するのはまだ先になりそうな気配である。 そんな折、前から危惧されていた土石流がついに発生し、死者が200人も出たとの事。

全く、大自然は中国人民に艱難辛苦をこれでもか、と云うように与え続けている。 昔から言うように、好事魔多しとは正にこのことか。 驚異的な経済成長を続け、そしてその頂点とも言うべき北京オリンピック開催を間近に控え、正に、中国は繁栄の絶頂期にいる時である。

とすれば、天の神様は、農薬汚染に学校の手抜き工事、役人汚職にチベットの人権、意匠問題に公害問題など、とにかく様々な問題を抱えているこの国に「喝」を入れたのであろうか。

只、月曜日のニュース番組で、地震で亡くなった人々に黙祷を捧げるシーンを映していたが、その後、「中国万歳」と叫んでいる場面があった。 が、これは観ていて正直、奇異に感じた。 天災で亡くなった人々を悼むのに、何故、愛国心を高揚する言葉が出るのだろうか。

政治体制の違いと云えばそうなのであろうが、 しかし、その国家のインフラ整備が十分でなかったために、亡くなった人々がこんなにも多いと云うのに・・・・。

平成20年5月24日(土) 大阪府一般職給与4〜16%削減
大阪府知事が財政再建の一環として、人件費の削減に着手し始めた。 尤も、今の段階では案ではあるが、実現の可能性が高い案のように思える。 これに対して組合は知事は「ただの壊し屋だ」と言っているが、果してそうだろうか。

テレビでは管理職レベルでは70万台の年間賃金削減となると伝えており、芸能人のゲストコメンテータは驚いていたが、 何の、私がいた会社では、かつて管理職レベルで年間100万円台の給与削減を受けた経験がある。

公務員であるから、こうした民間会社の給与カットのニュースを見聞きしても、所詮は他山の石であっただろう。 そして、「民間はしゃーないわな、そやけど、わてら公務員やから、そんな事は無縁や」ぐらいに思っていたであろう。

が、一寸先は闇とはこの事、俄かに災難が己の身に降りかかり、途端に慌てている様子が手に取るように見える。 しかし、民間の人間であれば、売上が上がらず、収益が赤字となれば、人件費削減も止む無しと受け止める。

余程、経営手腕が下手でない限り、決して「今の社長は壊し屋だ」とは言わないであろう。 それは、売上を上げるために、組織全体で様々な努力をして、その苦労を知っているからである。

こうした声を聞くと、税金と云う売上が営業努力をしないでも勝手に上がってくる組織は、収益に対する有り難味が全く分かっていないな、と思う。 組織の将来を考えたら削減は当然のことなのに、「職員のモチベーションが下がる」などど、何を言っているのかと思う。

民間であれば、こうした状況に置かれた場合、否も応もなく人員削減となるが、それが無いだけ有り難いと思うべきだろう。 しかるに、こうした感謝の思いもなく、権利意識だけ過剰とは、何たる甘えた考えかと思う。

こんな態度、考え方の人が大勢いるからこそ、今日の莫大な赤字を生む原因となったのではないだろうか。 何の改善策も講じずに、只、路傍の石の如く、漫然と見つめて来たのでは・・・・と、傍から見て思う。

いやいや、そんなことはない、と云うむきもあるかも知れないが、現状を見れば否定はできないだろう。 ともあれ、橋下大阪府知事の方向性は正しいと思うし、こうした抵抗勢力に屈せずに進むべきであろう。

平成20年5月29日(木) 原油高、何処か似ているライブドア
原油高が止まらない。 ニュース等を観ていると、こうした原因となっているのは、インドや中国での需要が伸びたせいであるとの見方があるが、こうした国での需要がわずか1か月程でこんな急激な増加をするとは到底思えない。

にも関わらず、こんな急激な値上がりをするのは、もう一つの要因である投機マネーが一番の原因だと思われる。 その証拠に、先日、原油の値下がりが僅かながらあったが、その原因はここらで利益を得ておこうとする動きがあった為だ、とニュースでは報じていた。

ご存じ、株式相場でお馴染みの短期の利食いである。 こうした動きは典型的な投機家の動きで、矢張り、こうした輩が原油の値段を吊り上げていたのである。

世界の原油価格を先導しているのは、米国のニューヨーク商業取引所の原油先物相場だそうだが、とあるニュースを観ていると、そこの関係者のコメントが奮っていた。 それによると「この高値は矢張り、中国等の需要が伸びている事が原因だ、投機マネーは関係ないと思うね」とのこと。

全く、相場の恩恵を受けている利益代表者ともなれば、事実には目を瞑り、平気でこうした事をのたまうようだ。 で、思うのだが、こんな態度、何処かで見た事がありませんか・・・・・そう、あの、ライブドアの時とよく似ているのだ。

我々のしている事のどこが法律に抵触しているのでしょうか・・・・、お金を儲けることのどこがいけないんでしょうか・・・・・。 そう、でも、あなた方がしている事はいずれもモラルが欠けているのです。

法律に書いてないからといって、モラルに抵触することを平気でしているのです。 モラルは法律ではありません、相手を思いやる心なのです。 それが無くなれば法律では裁かれませんが、しかし、船場吉兆のように廃業の憂き目をみることになるのです。 無論、ライブドアがどうなったかは言うまでもありません。

現在の原油、穀物相場の異常な高値も、あの時のライブドアの連中と同様、同じ臭いを感じます。 生活に欠かすことの出来ない物を、己らの金儲けのために投機の対象にするとは、ほんとに、こんな事が許されていいのでしょうか。

今朝の海外ニュースでは、イギリスやスペインの漁業関係者が石油高騰に抗議デモを行ったとありました。 今後、こんな抗議は世界各地に広がって行くと思いますし、暴動に発展する可能性もあると思えます。 日本ではいつこんな抗議デモが起きるのでしょうか。

イギリスの首相は6月の洞爺湖サミットで、「この原油問題を優先議題にすべきだ」と言っていましたが、全くその通りだと思います。 しかし、お昼の主婦向けの番組では、経済ジャーナリストと呼ばれている女性コメンテータが、「原油はこの先どこまで上がるんでしょうか」などど能天気なことを言っていた。

ちょっと!仮にも経済ジャーナリストと呼ばれるのであれば、「この価格を止めるための方策を政府は考えるべき」ぐらいは言えなかったのでしょうか。 でも、思うに何にでも挙句があります、この原油の高騰は、株式分割で絶頂期のライブドアの様な気がします。

ニッサンは2010年に電気自動車を販売すると発表しましたが、世界の有力自動車メーカーは電気自動車に大きく梶を切ろうとしています。 となればガソリンは今後、需要が除々にではあるが減少することは必至な情勢だと言えよう。

さて、G8で原油市場から投機筋を排除する有効な案は出てくるのか、洞爺湖サミットでの福田首相に期待する処、大である。


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