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只見線 撮影旅日記 2004年春編 その1
舟鼻峠を越えて
奇岩橋から
第5鉄橋
第3鉄橋
第4鉄橋
会津川口駅俯瞰
会津川口駅とつくしん坊
中川駅付近のこぶしの木
■4月16日(木)夜 〜 16日
東京 − 4号バイパス − 塩原 − 田島 − 400号舟鼻峠 − 川口(仮眠) − 塩沢(奇岩橋) − 本名(第5橋梁) − 滝原トンネル(第3橋梁) − 水沼(第4橋梁) − 中川駅 − 川口駅(昼食) − 蒲生(堅盤橋) − 本名(本名ダム第6橋梁) − 新鶴駅 − 高田 −糸桜里の湯 −三島宿(野宿)

■4月17日
三島宿 − 宮下 − 西方(第1橋梁) − 磐梯町(滝ノ原地区) − 山都(小布瀬原) − 磐梯町(更科信号所手前) − 294号 − 4号バイパス − 東京
4月15日(木)

 家の近所の桜の木は花が散って濃いピンク色の額も落ちて鮮やかな若緑色に輝きだした4月の半ば、会津地方に桜と雪解けの山々を求めて撮影に出かけました。東京の桜が散った4月10日ころからインターネットで福島県地方の桜の開花情報を毎日のように見ていましたが、出発4−5日前の日曜ではつぼみや咲き始めだったのですが水曜くらいから急に満開表示となり期待に胸をふくらませてハンドルを握るのでした。

 自宅のある東京の下町から会津地方まではおよそ250kmの道のりで、この時期の歓送迎会の連続で傷ついた財布の中身を気にしながら全ての行程を一般道路で通すという堅い決意での出発でした。21時過ぎに自宅を出発して23時過ぎに宇都宮、午前1時過ぎに田島を抜け、冬季閉鎖が解除されたばかりの国道400号線の舟鼻峠を越えて2時30分を回った頃に会津川口駅に到着しました。春まだ浅い南会津路の舟鼻峠のサミット付近はまだ1メートルを越えるであろう雪が道路脇に残っていました。川口駅に到着すると、運転の緊張から解放されて持参のシュラフにもぐるとあっという間に夢の中へ落ちてゆくのでした。

 心地よい目覚めで時計の針を見ると6時30分でした。どうやら寝坊をしたようです。実は5時過ぎに目を覚まして422D列車を撮影しようと考えていたのですが…。その次は426Dを奇岩橋から撮影しようと思っていたので、軽く身支度をすませて只見方面へ車を走らせました。会津川口〜只見間は昼間の撮影(この時期)可能な列車が2.5往復しかないのでこれを逃すと結構ショックなのです。

 30分ほどで会津塩沢の奇岩橋に到着しました。昨年秋のSLの時は橋いっぱいにカメラマンが並んでいましたが、こうやって車を降りて会津蒲生岳を背後に只見川沿いに走る只見線の景色を見ると思わず「絶景」と思いました。折から空模様は天気予報に逆らって薄曇で太陽が出ていないからキーンとしたひんやり感がトレーナーの上から体に伝わってきました。平日の7時30分頃は奇岩橋も結構な車の往来があって歩道がないこの橋からの撮影は結構気を使いました。また、橋の上からの撮影は電線が構図の中を横切っているのが気になりました。

 426Dを撮影して、今度は本名の第5橋梁に向かいました。車を走らせる沿道にはヘルメットをかぶって自転車通学する中学生や集団登校する小学生、そしてお年寄りがどこかへ集まるのかあちこちで見かけました。本名の町を抜けて西谷橋を渡って川口への上り坂に差し掛かったあたりから第5橋梁を渡ってくる423Dを狙おうと思っていましたが426Dをどこかで追い越してきたようで第5橋梁を渡ってゆく426Dを再度撮影することが出来ました。

 ここいらから太陽の光が差し込んできて空の色もいい具合に青くなってきました。423Dを撮影して今度は中川駅か第4か第3橋梁のいずれかを狙おうと再び車を走らせました。中川駅の桜が今回の目当てだったのですが沿道の桜はつぼみか咲き始めで中川駅の撮影はあきらめました。426Dは川口駅で25分間停車するのでもう一度撮影のチャンスがありました。あれこれ考えた末、第3橋梁から狙うことにしました。滝原トンネルの途中の駐車スペースに車を停めてシェルターの間から鉄橋を渡ってくる426Dを撮影、まわりの景色はまだまだ冬枯れのモノトーンの世界です。

 そして、今度は第4橋梁を渡って来る425Dを撮影するために川口方向へ戻って水沼橋を渡ってからトンネルを抜けたあたりで車を停めました。第4橋梁を正面から撮影できるこのあたりは昨年の10月は工事をしていましたが、今ではきれいに整備されて駐車スペースのようなものが出来ていました。ここで正面からやってくる425Dを撮影しました。この日は平日ですから425Dは3両編成でやって来ました。7時30分から2時間ほどの間に5カットを効率よく撮影できました。ここで再び緊張が解れたのとポカポカ陽気に誘われて夢の中へ落ちてゆくのでした。

 1時間ほど眠ったでしょうか、目を覚ますと目の前に気温を表示する看板がありまして22℃を表示していました。ひょっとしたら桜が咲いているかも…という淡い期待で再び中川駅へ。しかし、そんなに甘くはありません。まだ中川駅の桜はつぼみでしたので川口駅を川向こうから見渡す地点へ行ってみました。SLが撮れそうな眺めでしたが6月になって辺りの木が茂るとどうも陰になってしまうような感じがしました。

 そして、諦めきれずにまた中川駅へ。今度は咲いていないと思っていましたので、目先を変え車を停めて中川駅のホームにからじっとまわりを見回してみました。まだまだ春本番までは程遠いと思っていると川口方向になにやら白い花をたくさん付けた木を見つけました。近くまで行って見るとコブシでした。V字に窪んでいる線路の脇にけっこう見事に花をつけています、カメラを構えてみるとガードレールのすぐ脇にあるためにそれが思いっきり邪魔になるので作画に苦労しました。
ランチタイム

 428Dの撮影を終えると時計の針はそろそろ1時になろうとしています。お腹がすいてきたのでお昼にすることにしました。今日のお昼はteam只見さんでも度々紹介されている会津川口駅そばの「おふくろ」食堂にしました。
  メニューは豊富で定食系と麺類系とありましたが野菜炒め定食をいただきました。食卓には野菜炒めの他におかみさん特製の煮物と漬物の小鉢があって賑やかです。とても美味しくいただいたあとは蒲生の堅盤橋へ向かうことにしました。お勘定の時のおかみさんの優しい「ありがとうございましたぁ」「いってらっしゃぁい」の言葉が心に残ります。おすすめは地元産の辛めの大根をすりおろして付け麺でいただく「高遠そば」だそうです。次回は是非チャレンジ!
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