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只見線 撮影旅日記 2004年春編 その2
只見駅前
堅盤橋
第6橋梁
サイドカーのお爺さん
桜が満開の新鶴駅
坂下町内の夜桜
夜食?
アーチ橋と宮下の町
第一橋梁
会津ライナー
山都(小布瀬原)
及川付近
455系普通電車
■4月16日(木)夜 〜 16日
東京 − 4号バイパス − 塩原 − 田島 − 400号舟鼻峠 − 川口(仮眠) − 塩沢(奇岩橋) − 本名(第5橋梁) − 滝原トンネル(第3橋梁) − 水沼(第4橋梁) − 中川駅 − 川口駅(昼食) − 蒲生(堅盤橋) − 本名(本名ダム第6橋梁) − 新鶴駅 − 高田 −糸桜里の湯 −三島宿(野宿)

■4月17日
三島宿 − 宮下 − 西方(第1橋梁) − 磐梯町(滝ノ原地区) − 山都(小布瀬原) − 磐梯町(更科信号所手前) − 294号 − 4号バイパス − 東京
 只見に向かう車窓には農作業をするお年寄りの姿があちこちに見えます。田植えに備えた田おこしをしているようです。蒲生橋を渡ったあたりから只見川の川幅が広くなってきて、只見線の線路が右手に並行して見えてきました。少し走ると商店街に入ってゆきます。只見駅に到着です。只見駅はまだ冬支度のままで防雪板の張り巡らせたままの駅舎からは雪深く長い冬だったことを窺い知ることが出来ました。

 そして、少し川口方面へ戻って只見川と叶津川の合流点になる堅盤橋へ。ここからは只見川に沿って弧を描く鉄橋は一度撮影してみたいと思っていたところで、橋の上や只見側、蒲生側からと構図をあれこれ考えた末に太陽の光線状態から線路のアウトカーブ側の川原に下りて撮影することにしました。432Dの通過は14時40分過ぎで、車を停めてから30分ほどあちこちに移動してはカメラのファインダーをのぞきました。川原に下りて三脚の位置を前に後ろに、脚の長さを伸ばしたり縮めたりしながら列車通過の5分前に構図が決まりました。デジカメで鉄橋の一部を切り取った構図と18ミリで橋全景を、ここで合計2カットを撮影しました。

 432Dのあとは、427Dを本名発電所の第6橋梁での撮影のため再び川口方向へ車を走らせました。今回も432Dを大塩あたりで追い越したので第6橋梁のトンネルを飛び出してくる列車を撮影できました。午後の撮影で第6橋梁はトンネル側からの撮影が順光ですが、実際にファインダーをのぞくと電線や監視カメラが邪魔になって思うような構図が得られませんでした。

 今度は会津盆地を目指します。どこかの掲示板で新鶴駅が火曜日に開花した書き込みを見ていたのでわき目も触れず252号線を北上します。柳津のあたりで桜が満開となっていて右に左に桜の木がトンネルのようになって咲いています。会津坂下の町で高田方面へ右折したのですがサイドカーを付けた自転車に乗ったお爺さんを発見しました。右手を水平に差し出したり、肘を追って左折の合図を出したりと器用に車道を走っています。そして、磐越道のガードを潜り神社のあたりを右に曲がって新鶴駅に到着しました。

 新鶴駅の桜はほぼ満開でした。ここでまた432Dを撮影することが出来ました。新鶴駅は以前交換施設があって、その名残のホームが残っています。そのホームに何本かの桜の木が植えられていて、今まさに春を謳歌するかのごとくピンクや白い花が咲き誇っています。その後、磐梯山をバックに会津高田の宮川を渡ったあたりと桧ノ目の踏み切りで撮影をしてこの日の撮影は終了。会津坂下の町はずれにある日帰り温泉「糸桜里(しおり)の湯」で汗を流しました。ちなみに入浴料は500円で数種類の浴槽とサウナ、露天風呂があって、露天風呂からは会津盆地の夜景がきれいに見下ろせる場所でした。地元の方が、マイお風呂セット持参で来ている姿が目立ちました。ちょっと熱めの露天風呂には、テレビがあって巨人戦をやっていました。試合が気になったのでお湯に浸かったり出たりしながら1時間ほどくつろぎました。(ちなみに、シャンプーやボディ石鹸はあります)

 この夜は、坂下町のスーパー「リオンドール」でおにぎりやコロッケ、弁当を買って尾瀬街道三島宿へ。会津宮下にある尾瀬街道三島宿は国道沿いにある駐車スペースを多くとった物産館といった風情で、第1鉄橋を見下ろす鉄塔の真下という絶好のロケーションにあります。そうです、ここで野宿をしようと企んだのであります。さっそく車を停めると出発前に買い込んだ缶チューハイ(ビールは冷えていないとおいしくないので)と先ほどのコロッケとつまみで真っ暗な駐車場で一人宴会となりました。〆は緑のたぬきにしました。昼間は20℃以上になった会津地方も、夜は3℃とけっこう寒い夜でした。

糸桜里(しおり)の湯ばんげ → http://www.shiorinoyu.jp/

尾瀬街道三島宿 → http://www.okuaizu-style.com/oastyle/topics/04/

4月16日(土)

 昨晩10時過ぎにシュラフに潜りこんで目が覚めるとまた7時を回っていました。車で眠るのも結構快適で、2日連続422Dを撮り逃してしまいました。朝一番は、宮下の国道と線路のクロスオーバーの所で気になっていた桜の木を見に行きましたが障害物が多くちょっと絵にならないのでバイパスの上から大谷川のメガネ橋を見下ろすポイントで423Dと424Dを撮影しました。今日は朝から雲空です。次は三島宿にもどって鉄塔のある丘に登ってみることにしました。実は、何回か只見線を訪れているのに、はじめてこの丘に登りました。

 425Dと426Dをここで撮影しましたが、列車の通過まで1時間以上あったのでとりあえずデジカメ1台を持ってトンネルの脇から人が作った道を登ってゆきました。「あれっ?」と思うほど、1分もしないうちに第1鉄橋が見える所に出ました。たしかに眺めはいいのですが、何かが違います。見上げると鉄塔ははるか上にあるのです。あとで降りるときに登山道があることが分かったのですが、このまま斜面を登ることにしました。こんなところよく登るもんだ、とかブツブツいいながら木の枝などにつかまりながら登ってゆくと登山道に出ました。

 思った通り鉄塔の下からの眺めは良くて、なぜかここだけ草木が生えていなくて、先人たちがここで過ごしたあとが手にとるように分かりました。この眺めなら80-200のズームで行けるな、ということで登山道を一度駐車場へ降りて一旦車で休憩することにしました。バーナーでお湯を沸かしてコーヒーを飲んでいるとポツポツと雨の粒がフロントガラスにあたってきました。いやあな雰囲気になってきましたが通り雨だったみたいで、列車が通過するときには雨は止んでいました。そして列車の通過後10分ほどで太陽が顔を出しました。

 撮影の時は得てしてこんなもので、列車が来る時になると太陽が雲に隠れる、そして列車が通り過ぎると晴れてくる…。いつもこんな感じです。時計を見ると9時30分をまわろうとしているところ、昨日買っておいたハンバーグ弁当にオプションのコロッケをかきこんで今度は583お花見白虎を撮りに磐越西線へ向かいました。

 下りの白虎は磐梯町の滝ノ原地区の県道7号線と線路のクロスしたあたりから撮影しました。ダイヤ情報などの撮影地ガイドで紹介されている場所のため30分ほど前に到着したのですが、家族連れがすでに三脚を立てて待ち構えているところ。ここでは国鉄色の485会津ライナーと白虎を撮影しましたが、総勢10名ほどのカメラマンの撮影となりました。

 583白虎が通過すると素早く撤収してSLばんえつ物語号を撮影に喜多方の1つ新潟よりの山都へ。山都は特産のそば粉で村おこしを成功させたところで駅周辺にはお蕎麦屋さんが建ち並んでいるところです。山都の駅では、桜が満開で発車のシーンを狙って1時間も前から両手に数えるほどのカメラマンが待ち構えていました。有名撮影地の鉄橋を見上げるところも人が集まり始め、その坂を登ったあたりで今回は撮影をすることにしました。

 坂の上の小布瀬原のあたりは、まだ田んぼに手が加えられていなく冬の景色のままでした。どうやら、1番のりで他には誰もいませんでしたがSL通過の10分前くらいから追っかけたちの車が次々とやってきて2、30人ほどのカメラマンの列となりました。自分は線路脇の小高くなったスペースを確保していたので、鉄橋を渡ってきて弧を描く列車を撮影することが出来ました。しかしながら、気温が高かったせいか煙は期待するほど上がっていませんでした。

 そして、再び上りの白虎を撮影するために磐梯町へ引き返します。途中、姥堂のあたりでSLに追いついてサイドから、そして塩川停車で再度追い越して及川手前のオーバークロスのところで撮影することが出来ました。(デジカメですけど…)

 午後の撮影は光線の具合を考えて更科信号場手前の田んぼから磐梯山をバックに撮ろうかと1時間前くらいに現場へ着いてみると、なんとあふれんばかりの鉄ちゃんがいるではありませんか。車1台が通れるほどの農道を登ってゆくともう車を停められる場所もありません。多分無理だろうと農道の行き止まりの1件の農家に、庭先の空きスペースに駐車をお願いすると、そのままお断りの返事が帰ってきました。突然やってきた見ず知らずの人間がいきなり庭先に車を停めさせてくれと言われて引き受けてくれるとは思いませんでしたが、いかにも迷惑そうな素振りからはSLやイベント列車が走るたびに道を塞ぐごく一部のマナーが悪い鉄ちゃんたちの為に、撮影に来た人全員に悪い印象をもっているのかな…と思いました。

 仕方がないので県道に入るあたりまで車を引き返してお立ち台へ行く途中の農道から撮影することにしました。みんなが皆、磐梯山をバックに正面からの絵を狙っているので線路を真横から撮る事にしたのです。水平を出してファインダーを覗いて改めて気がついたのですが線路が何度も弧を描いて蛇行している意味が分かりました。線路を真横から見るとかなりの勾配を電車は上り下りしていたのです。

 ここでは、485会津ライナーや455系などを数本撮影してお目当ての白虎を撮影しました。しかしながら後味が悪かったのは、車を停められるスペースがないのに後から後からやってきては農道を塞いでいる鉄ちゃんたちの姿を目の当たりにしたことです。農作業の邪魔はもちろん、その道をふさがれると外に行けない生活道路に平気で車を止めている人が何人もいて、そのたびに地権者のひとがやってきては注意をしていました。意外でしたが、マナーが悪いのは自分よりも年上に見える40代、50代の鉄ちゃんでした。自分たちは他人の土地で撮影をさせていただいている、という意識がない方が多いという事実がここにはありました。

 このあと、朝に撮影した場所に戻り455系を2本撮影して帰路に着きました。帰り道も至って順調で長沼町や天栄村の桜を見てから帰ろうと思っていたのですが、すでに桜は散ったあとで東北の桜の命の短さに驚いたのでした。白河を越えて栃木県の那須町あたりが標高が高く桜がまだ咲いていました。

 今回の撮影は、目的の桜を思ったほど撮れませんでしたが久々に羽を伸ばせた撮影旅行でした。次は6月のSLの時期に来ようと思っていますが、どれほど景色が変わっているかが楽しみです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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