只見線426D(小出発午前5:30) ウルトラゆっくり鈍行列車 乗車記
後 編 |
| 池袋 = 関越小出I.C … JR小出駅 − 大白川 − 只見 − 会津川口 − 会津宮下 − 会津若松 − 山都 − 会津若松 − 赤羽 |
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只見を出発すると、只見線は田子倉湖から流れ出した只見川の流れに沿って走ります。会津蒲生、会津塩沢、会津大塩と停まって行きますが只見線には実に17もの駅の頭に「会津」が付きます。只見〜会津川口間は只見線で最も運転本数が少なく、駅のホームも車両1両分しかないために1両しかドアが開きません。
只見川は数多くの支流が流れ込み、そして何箇所も流れをせき止めた発電のためのダムがあります。そのため、急峻な流れがあったり、湖のようなゆったりと水をたたえている場所があったりと車窓の景色は常に変化しています。会津塩沢のあたりからジャージ姿の高校生(かな?)の姿が目立つようになってきました。しかし、土曜日だったので高校生で溢れかえることはなく部活動に通う生徒たちがまばらに乗っている程度でした。
小出を出発して2時間30分、74.4kmの道のりは会津若松までようやく半分やってきました。ホームの反対には小出行きの423Dが停まっています。会津川口駅では多くの乗客が降りてゆきました。会津川口駅のホーム下の只見川は少し下流に上田ダムがあるために湖のように見えます。エメラルドグリーンの水をたたえた只見川はとても美しい眺めです。
会津川口では25分停車します。撮り鉄のときは、本名で第5鉄橋を渡る426Dを撮影して川口の25分の停車の間に水沼や早戸あたりまで車を走らせています。今回は、駅前を散歩したり待合室に飾ってあるteam只見さんのメンバーの皆さんが撮影した写真を眺めたりして過ごしました。 |
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川口を出発すると、只見線でもハイライト区間(と私は思っていますが)を走ります。会津宮下までの区間はいくつもの鉄橋を渡ります。只見川が右に左に車窓を横切ります。ふと気が付いたことは新潟側では片側が傾斜している屋根の形が会津地方では色も形も違うことに気がつきました。国道と離れたり近づいたりしながら走る列車に思わず居眠りをしてしまいました。
トンネルを抜けて「ゴォー」と鉄橋を渡る音で目を覚ますと、眼下はエメラルドグリーンの水、そして両側に迫る山があった。撮影場所として有名な早戸〜会津宮下間の第3鉄橋である。撮影で遠くから見下ろしているときよりも速いスピードで通過している気がした。桜の季節には多くのカメラマンが訪れる宮下ダムをかすめると久々にたくさんの民家とコンクリート作りの建物が見えてきた。会津宮下のホームへ列車は滑り込んだ。
会津宮下駅では、今日最後の列車の交換で20分ほど停車する。只見線の駅はほとんどが無人駅で、しかも老朽化によって今風の駅舎や簡易停留所みたいな駅舎が多い中で、とても風情のある民家風の建物である。宮下は温泉の街なのだが、時間が時間からか温泉客らしい人影は見られなかった。地元の人と見られる数人の乗り降りが見られただけで、少しさびしい気がした。
只見線の駅は、どの駅もきれいな花が育てられている。会津宮下駅もたくさんの花が咲いていたが真っ赤なサルビアの花が印象的だった。紫色のコスモスも秋の訪れを物語っていた。
小さな駅前広場には町営のバスとタクシーが数台停まっていた。来る当てもない客待ちのドライバー(すみません、そう見えました)が煙草の煙をくゆらせながら談笑をしています。
会津川口行きの列車がやってきて、列車は会津若松に向けて走り始めました。左に宮下の温泉街を見下ろす眼鏡橋を渡ると西方、桧原と只見線の中でもナンバーワンお立ち台の鉄塔が見える第1鉄橋を渡って行きます。列車の中からも国道沿いの三島宿やお立ち台の鉄塔が見えました。ここいらで、再び早朝に国道を歩いた疲れが出てきて深い眠りに付くのでした。 |
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人の気配と窓から暑いほどの日差しに目を覚ますと列車はもう西若松を発車するところです。車窓はもう住宅街の中、七日町と停車し10時36分、定刻通り5時間6分の旅が終わりました。
とりあえず、お腹が減ってきたので町へ出ることにしました。同時に郡山からの電車が到着した会津若松駅の改札は大賑わい、駅員さんは新撰組の半被を着ていました。
この日はその後、磐越西線を新潟方向へ乗り鉄、山都駅で下車しばんえつ物語号を見送り再び会津若松へ。臨時快速フェアーウエー号で帰京したのでした。フェアーウエー号はムーンライトえちご号で使用している国鉄色485系電車の昼間の間合い運用で通常は黒磯までの運転がシーズンによっては会津若松まで延長される。
この日は、夕方から関東から東北地方の広い範囲で大雨が降って鉄道にも大きな影響が出ました。途中で温泉に入るでもなく、特別美味しいものを食べるでもなく、まさに乗り鉄の1日でした。 |
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