板   戸

Oct/21/2006



タイドプール         Guide Mr.八木 克憲(川奈日和)
                Temp 30℃  Water 22〜27℃   Fine
 
 川奈日和の新企画、『タイドプールツアー』に行ってきました。タイドプールというのは水たまり、じゃなかった『潮溜り』のこと。満潮から干潮の間に現れる陸地の、所々にできる水たまり。あっ!やっぱ水たまりか(^^;。普段のダイビングでは見られない、水深0mの世界なのであります。干満の差が大きいことと、水位の絶対値が問題で、大潮の日でも限られた時期しかチャンスがないらしいです。
 集合はいつもよりちょっと早めの8時半、湯河原周辺が思いがけず混んでいて10分ちょっと遅れて到着。すぐに出発かと思っていたが、案外ゆっくりしている。待機していたのは、マニアックな企画には必ず参加している破壊王と、Webではお馴染みだけど初対面のマクロ大好き×2ご夫妻。そして9時過ぎに電車組の2人が到着、破壊王の友達の柴○さんと、日和初参加の○川さん。だけど初めてのショップでいきなりタイドプールに参加だなんて、この人もマニアなのかなぁ?
 簡単にブリーフィングをして、機材を積み込み出発。外に出たとき、○川さんが「○○君だよね?」と声をかけてきた。そう、実は彼女、高校の同級生だったのです。彼女がダイビングをしていることは知っていたけど、こんなところで会うとは!?メンバー紹介のときも、姓が変わっていたし(ていうかちゃんと聞こえてなかった(^^;)、途中からもしかしたら?と思ったけど、まさかそんな偶然が...。このハプニングには、メンバー一同ビックリ!!というより大笑い。いやはや焦りますね。
 現場は国道を1時間ほど南下したところ、下田市板戸というところらしい。マクロ大好き×2ご夫妻の奥様(以下マクロ妻)が「もしかして、そっくりなのがあった!」と叫んで3分後に到着しました。しかしこんな絵でよくわかったねぇ。そして車を降りると目の前に広がるタイドプール!!ってこりゃ本物のプールじゃないか!!ご丁寧にクジラやサカナの絵まで描いてありやがる。夏は近所のガキどもが泳ぎに来るそうです。
 
隣のプール
 最初に現地ブリーフィング。駐車場からプール脇を抜け、堤防みたいなところを渡って『岩』、というか『島』みたいな所(左下写真)に辿り着きます。途中、カニか何かを採集していたらしい親子連れとすれ違いました。タイドプールの条件として、地形的なものももちろんですが、周囲の理解(または無頓着?)も必要なようです。密漁との関連もあり、潜水全面禁止のところもあれば、スーツはダメで水着はOK、なんてところも。ここは磯の生物の採集もOKなのかなぁ。のんびりした雰囲気というか、ハッキリ閑散としています(^^;。
 しかし現場はほのぼのではありませんでした。なにしろ風が強い!右下写真の中央に白波が立っていますが、そこから斜め左下のラインが水路になっています。流れ込んだ海水がそこから海に流れ出すので、見た目以上に引きが強くなります。その上今日は波が立っているので、外淵や水路には絶対近づかないように注意を受けます。
 この時間はまだ潮が引いていて、半時計回りにぐるっと1周歩いて回りました。ほんとに浅い水溜りみたいなのが、あちこちに点在しています。秋の日差しを受けて、水面がキラキラ輝いていますが魚のいるようには見えません。水面に反射する太陽なんてのもいいかなぁ、などと思いながら覗き込むと、海藻というより水草みたいなのが見えます。そしてピントを水面から水中へ移すと、1cmぐらいのスズメダイ系の魚が泳いでいるのが見えました。これには何故かちょっと感動。ただ歩いただけでは気づかない、小さな生物たちが確かに息づいているのです。
タイドプール 水路
カニ
 一旦駐車場に戻り、着替え、セッティングを済ませて堤防に移動します。スーツを着てウェイトを着け(なくてもOK)、おのおの適当な潮溜まりに突撃していきました。少し深いところだと左下(マクロ大好き×2妻)みたいな感じ、浅いところは右下(八木さん)となります。右下状態でピクリとも動かなかったら、「死んでんの?」と思われてもしょうがないよね(^^;。八木さんは先日のリサーチ時、同じ場所で通りかかった女性二人に「キモい」と言われたとか。よってこの場所は「キモイプール」と命名されました。
マクロ大好き×2(妻) MR..八木
 さて、オイラが最初に向かったのは、ブリーフィングで回ったときにスズメダイ系のおチビがいたところ。はじめは反射する太陽とか半水面とかにチャレンジしていたけど、どうもイマイチ。いや全然イメージしているような構図になりません。水の中の様子もよくわからないし...。で思い切ってマスク、シュノーケルを着けて顔を水に浸けてみました。すると結構明るい世界が広がっています。南の海の青い世界、伊豆の海の緑の世界、そのどちらとも違う黄色い世界です。海草類が生い茂り、ふわっとしたノリの仲間、赤や紫のカイメンなどが見られます。そして気泡が多いんですよ(左下ほか)。これ実は、海草(海藻)たちの光合成、そこから排出される酸素なんですね。じっとしていると、マスクやらカメラやらに付いてしまいます。
 そして、目が慣れてくると魚たちを見つけられるようになります。クモハゼにアゴハゼ、そしてカニが多い。ここではスズメダイ系のおチビを追いかけましたが、あまりいい写真は撮れませんでした。右下みたいなところに、カエルウオかなにかいてくれるといい絵になると思うんだけどなぁ。
光合成 アオサの仲間
クモハゼ
 場所を変えて、隣の通称『五右衛門風呂』に入ります。ここは2人分の大きさで、それぞれが1mぐらいの深さ。もっとも2人とも入ってしまうと潜るスペースはなくなってしまいます。片側に入り、もう片方を撮影するという方式。ここでも目に付いたのがカニ、いわゆるイワガニの仲間でしょうがゴッチャリいます。しかも体の一部に緑の塗装がしてある!!藻が付いたのかバクテリアなのか、ちょっとメタリックカラーでおしゃれです。
 ここでもスズメイダイ系が泳ぎ回っていました。ただし、動きが早くてカメラでとらえきれない。あとから見た感じではイソスズメダイというやつらしい。別のポイントで撮影できたので、写真は後ほど。それを追いかける合間に、ちょこんとかわいらしいカエルウオ、ほとんど動かないクモハゼなどが撮影できました。
イワガニ カエルウオ
クモハゼ クモハゼ
 カメラ2台が、バッテリー切れとメモリーフルとなったところで一旦終了。堤防に引き上げtきて、お昼ご飯にしました。


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