Impact Factorを上げるための努力

 

いくら日本で出している英文雑誌とはいえ、いくらなんでもImpact Factorが1以下では恥ずかしいと考えたのが某学会。そこでImpact Factorを上げるべく、こんなことをしているようです。

  1. それまで論文数に入れていた学会発表の要旨を論文の数から除外した。この学会では国内の、当然日本語での学会発表でもタイトルと要旨だけは英語でも出版されており、業績リストを作るときにそれを「悪用」できるという特徴がありました。日本語で書けばどうってことがないただの学会発表が、英語ゆえにまるで国際学会で発表したか、あるいは英文の論文を書いたかのように見せかけることができるというわけです。もちろん見る人が見ればすぐわかるのですが、分野が違うと騙されてしまう人も結構いるのでは?これだけでかなりImpact Factorアップになったようです。
  2. 優秀論文に表彰制度を設けて、少しでも良い論文を集めるようにした。そうはいっても何をもって「良い」と判断するのかは良く分かりませんが・・。順番に学会長の所属する研究室から賞を出す制度、になると形骸化ってことでしょうか。もちろん会長の責任でもったいないけれどこの雑誌に出した、というふうに善意に解釈することもできなくはないですけど。真相はいずれはっきりするでしょう。
  3. 会員に引用を呼びかける。
  4. 雑誌の名前を変える。

こんな活動の成果でめでたく雑誌はImpact Factor1を突破したわけです。めでたし、めでたし。しかしメジャーへの道はまだ遠い…。


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