その物体はうつろで無表情だった

その体は体から煙が出ているというより

煙そのものが体だった

その下にはよく磨かれた金属の管が2本伸びていた

もうその物体は間近まで来ている

この時だったらまだ逃げることが出来ただろう

しかしこの時は好奇心と恐怖で立ち上がれなかった

ただ目の前を通り過ぎていくことを願った

その物体の黒光りする頭は

微笑むこともせず

そのまま無表情にこっちへやって来て

そしてついに僕の目の前で止まってしまった

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