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北京五輪開会式に関する醜聞が飛び交っている。たしかに聖火が灯った時は北京中で花火が上がったが、開会式の開始の時、映像では私の泊まっていた北京内蒙古賓館でも花火が聞こえるはずが聞こえなかった。やはりCGだった。まあ、それはどうでもよかったが、国旗を運ぶ少数民族の子供達は本物を使うべきだったのではないか。
私は結局、オリンピックの北京報告と言いつつ、オリンピックらしいところには行かなかった。鳥の巣どころか、オリンピック公園自体、関係者でないと入れなかった。
通常の地下鉄自体、荷物検査があった。空港の荷物検査も厳重。いちいち、鞄の中まで開けられる。今回、ゴトクナイフをうっかり持ってきてしまい、成田は通過出来たが、経由地の上海空港で取り上げられた。昨年仕事で行った際は筆入れに入れていたカッターを没収。以前の中国は申告しなければなんでも通ったものだ。ゴトクナイフは旅の必需品だと思うが、それも持ち込めないのは不便になったものだ。それとは対照的に空港職員の態度は昔は横柄でパスポートは投げて返されたものだが、それは随分改善されてきている。 オリンピックで振られている旗は中国の旗と、オリンピックの旗となんとコカ・コーラの旗だ。コカ・コーラは北京オリンピックを随分応援しているらしい。同じ赤だから気が合うのか。アメリカのパンクバンド、デッド・ケネディーズのベスト"Give me convenience or give me death"の裏ジャケットが、人民解放軍がコカ・コーラの旗を掲げる絵になっているが、それが真顔で行われているのが私の見た北京オリンピックだ。
旗は天安門付近の物売りが売っている。公安の姿を見るとすばやく逃げ出していく。昔に比べると物乞いの姿はまったく見かけなくなった。昔は公園は有料だし、無料で座れるベンチなど無かった。日本のように、ホームレスの住処になるからだ。今は無料の公園やベンチが増えたものだ。昔見た中国の物乞いは、子連れだったり、本当に死にかけていたり、日本のホームレスよりも悲惨なものだった。北京市内は閉め出されているのだろうか。 中国はまだ、昔の日本のように人と人との距離が近い。店に入ると外国人だろうとなんだろうとまず話しかけてくる。バスも日本のようなワンマンバスもあるが、そうでないバスもあり、切符売りが親切に行きたいところを聞いてきてくれる。赤ん坊を抱えた女性が乗ってくると若者から席を空けさせるのも切符売りの仕事だ。中国人に聞くと秋葉原のような通り魔事件はあるにはあるが、そんなことをするのは精神異常者に限られるという。ただ、8/9にあった鼓楼でのアメリカ人殺人事件はその類と言えるかもしれない。だんだんと中国でも日本型の犯罪も起きてきているのかもしれない。 |