「ゴードン警報!! ゴードン警報!!

ゴードンが北上中。56年ぶりに都市部を直撃します。

住民は各行政区の指示に従い速やかに避難してください。」



なんてこった

クライアントのサーバの障害とゴードンが重なるとは

クライアントが一般企業ならほっておいて避難すればいいが

行政機関だとサーバを止める訳にはいかない

特に自然災害時はそうだ

避難する住民のデータの確認と連絡先を一人一人確認し

被害の状況を通信しなければならない

車のウインドウを打つ風雨は強くなってきた

ラジオで状況を確認しながらクライアント先まで行かなくてはならない



普段は両側通行の大通りも避難のため片側通行に整理されていた

私の行き先は逆だ・・・・

逆を行こうとすると警官に制止された

クライアント先の入出許可証を見せて理由を説明する

警官は首を振る

クライアント先の電話番号を教えてそこに確認してくれと言った

しばらく待たされる

後ろからどんどん避難する車両の行列が来る

邪魔にならないようにパトカーの後ろに並べた

その間にどんどん私が避難する時間が削られた



しばらくすると許可が出た

一車線だけ開放するという

開放された後は快適だった

クライアント先まで止まらず開放してくれた

クライアント先では警備員さえも避難していた

サーバ室のある上の階に上った

結局このビルもゴードンに耐えられないだろう

ただ最後まで動かさなければならない

残っていたのは数人の電算職員だった

このサーバ障害でサブサーバで動作していたが

もうこの災害騒ぎでフリーズしそうになっていた

メインサーバをバックアップから復旧させる

復旧させる前の最初の設定が私でないとできない

さっさと設定を終らせ復旧処理を走らせた

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