メルヘンの中にひそむ悪魔
つれていってよ
寝床は今
はるかかなたの大地になる
つれていってよ
君はいつも
僕の側にいたでしょう
はるかかなたの祖先の魂
物も言わずに遊びに来る
まるで生きている人々のつながりを
全て虐殺して
僕を君の場所につれていきたいように
そして死んでから僕を君の場所に連れていき
僕まで君の時間に流そうとする
壁に描かれた聖女
書いた人までのみこまれた後
僕はその読みかけの本を読み
まどろみの中起きるのを拒んで
僕の頭は君にむさぼり喰われる
顔の溶けたドラえもん
顔を失った社会党
自分の顔を知らない自分
君は生きている世界に戻れない
生を謳歌する者が焼き尽くされる瞬間に現れる
しきたりだ
道徳だ
孔子のツルツルの顔に
悪魔を宿らし襲いかかる
母よ 母よ と言いながら
死んでいった兵士達が見たジャングルの
緑の深遠から心地よい光と声を出す
UFOの偽造写真のように
顔をぼやけさせながら
君の顔はボロ雑巾
現実主義者は泣き出した
虫が鳴くような声
扇情的な聖なる者はちびった
そうしなければいけないなどと
僕を通して言わせた言葉は全て間違っている
君はもうどこにもいないのだから
気流の鳴る音のもっと先
君の正体が明らかになる場所
そこに辿り着き
君を消すだろう
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