鳥
マンションの隙間から
星も見えない灰色の夜空を仰げば
頭は無防備
足下だけを歩んでいる
コンクリートの隙間から
にょっきりと生えた大きな木
何も見えない空をさらに黒く削り
隙の出来た頭に襲ってくる
地面ばかり見ている目
地はいつまでもいつまでも足下にあり
空はいつも空洞だ
そんな地はまるくって
空に比べればちっぽけだ
FLY FLY
どこまでも飛ばされる
灰色の空にどこまでも落ちていく
back