2000.1.14 馬場さん

> こんばんは。今は朝の3時なのですが、メールさせていただいてます。神にもすがる思
>いでお聞きしたいことがございましてお手紙を書いています。
>  
> まずは私は26歳で主婦をしています。主人は42歳です。去年の29日から今年1月
>の9日まで ニューカレに行きました。始めてのニューカレです。新婚旅行でした。メリディアンで
>挙式をして、 その後リフーへいくはずだったのですが、空港のストで行けず、5日帰国の予定が、9
>日になって しまい、うれしかった?です。

> 前前から主人とは海外で、何か商売をしたいね、という話をしていたのですが、今までカナダ、
> ハワイ、グアム、南米、などと、旅をしてきましたが、いまいちピンとこず、夢で終わってしまうのか
> というかんじでした。しかし、今回ニューカレに行き、二人してここだーー!と思ったのです。
>
> 一目ぼれに近いでしょうか・・もう今の会社は今月で辞め、とはいってももちろんすぐに移れる
> はずもない事は分かっているのですが、何せ、私も主人もフランス語はおろか、英語さえもやっと
> という状態で、何か商売ができる資格があるかといえば、ダイビングのライセンスと、ウィンド
> サーフィンを少しできるくらいのことなのです。それなのに、よし、日本食のみせをやろう!とか
> コンビにのようなものを経営しようとか、100円ショップをニューカレに!とか、ランタナビーチホテル
> が、オーナー募集してたぞ!とか、そんな考えばかりで、気持ちばかりが早って、なかなか情報
> が入りません。私達自身でもいろいろ情報をあつめようとしているのですが、何度も行って
> いろいろ分かっている方のお話を是非お聞きしたいのです。すぐにではありませんが、将来必ず
> 移住するための勉強はして行く覚悟です。馬鹿な話に付き合ってられないとお思いになるかも
> 知れませんが、是非何か、情報をアドバイスを頂けないでしょうか・・・

> 是非宜しくお願い致します。

(作者)「神にもすがる・・・」とはこれまた恐縮ですが、私のニューカレドニア滞在はあくま
で観光客としてのもの、「ニューカレドニア移住」に関しては詳しい情報は持っていません。
ただ現地で働いている知人もいますので、その人たちから聞いた話をお伝えします。
 正直言ってちょっと厳しいお話になるかもしれませんが・・・・。

 まずニューカレドニアで働こうとすればフランス政府のワーキングビザが必要です。
 これを取得するのが非常に難しいとのことです。
 不景気は世界中どこも同じ、フランスは失業者であふれています。
 ニューカレドニアもれっきとしたフランス領、職を与えるなら外国人よりまず自分の
国の失業者という考えなのでしょうか、ワーキングビザが外国人に与えられるのは
その人がフランス人ではできない特殊技能を持っている場合と認められた場合の
ようです。
 たとえば、現地の日本人向けの旅行会社で、日本人のガイドさんを雇おうとしても
ワーキングビザがなかなか許可されないのですね。
 日本料理の板前さんだって、うまくやらないとワーキングビザが許可されないそうで
すから・・・。

 次にメールの中に仕事として「日本食の店」とありました。これはたとえばの話なの
でしょうけれど。
 現地では、日本と同じ素材はなかなか入手しにくいという実状があります。
 そんな中で、日本と同じような味を維持するのは並大抵のことではありません。
 しかも、味を維持しなければ、お客は寄り付きません。
 実際、バブルがはじけて客足が落ちた数年前は淘汰される感じで日本食のレスト
ランが数件倒産しました。

 ランタナビーチのオーナーの話もありましたが、あのアンスバタの好ロケーション
のホテルがなぜ売りに出ているのかの裏の意味を考えてください。
 もし、経営が順調であるのなら、今のオーナーがそう簡単には手放さないとは
思いませんか?

 となんか厳しい話をしてしまいましたが、夢の実現の前には、厳しい現実が横た
わっていることは事実です。
 ただ、現地でがんばっている多くの日本人がいるのもまた事実です。
 夢というのは捨てなければ、必ず実現するものだと私は信じています。
 がんばってください。

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