マレ島交通事故始末記 2004.5


ネンゴネに帰ると、レセプションのドラさんが、包帯だらけの私
を見て、心配してくれました。タディンの診療所に行ったことを告
げると安心したようです。
 


 ★みかどでの食事会
  
 ヌーメアに戻ると、包帯だらけの私を見て、アルファーインターナショナル
のスタッフが心配してくれました。
 「病院に今から行きますか?」と親切に言って下さりましたが、このときは
痛みはあまりなかったので、「消毒薬と包帯だけ貸して頂けますか。様子を
見て、痛みがひどくなるようでしたら、明日、また相談させて頂きます。」と返
答。まさか、自分でも骨折とは思わなかったのです。

 ホテルで消毒しているとAQUAの女将のリサちゃんから電話。
 「ネンゴネに今朝、FAXしたけど届いた?」
 「いや、FAXは受け取ってないけど・・」と私。
 「雅子一家との食事会、今晩になったけど大丈夫?」

 そう、マレ島から帰ったらみんなで食事をしようということになっていて、日程
を決めておいて欲しいとお願いしといたのでした。

 「うん、大丈夫だけど、実は事故を起こして云々」とリサちゃんに説明。
 「脱臼したみたいなんだ。打撲もあるし・・」と言ったら、湿布を何枚か用意して
くれるとのこと。異国で困った時に頼りになる友人が多くて助かります。
 みかどでのメニューは「スキヤキ」。
 それに特別に新メニューの餃子を頼みました。
 この餃子が私はすっかり気に入り、マレ島に行く前から、毎日のように食べて
いたのでした。

 この頃から、右肘が痛み始めたのですが、二の腕や手は動くので、みんな
異口同音に「折れてはいないよ。折れてたら、手は動かせないよ」との結論。
 骨折を経験したことのない私は、自分でも折れてはいないだろうと思って
いたのでした。

 食事会を終わって、ホテルに帰るとかなりの激痛。
 日本で処方して貰った痛み止めを服用して、とりあえずオヤスミナサイ。
 「明日はやはり病院に連れていって貰おう」と心に決めたのでした。
 通算25回目の海外旅行、通算15回目のニューカレドニア旅行で初めて、海
外の病院に行くことにしたのでした。
 そして、初めて海外旅行保険を使うことになったのでした。


 
 現地でお世話になっている旅行代理店アルファーインターナショナルは、宿泊ホテルのル・ラゴンのすぐ横。
 この日のヌーメアは朝から曇り。
 アルファーに行くと、北部を一緒に回ってくれた社長の松井さんが、ちょうどいて、「腕が痛むので病院に行きたいんですけど」と頼むと、テキパキ対応してく
れました。
 最初は、緊急病院のガストンブレに連絡してくれたらしいのですが、ここは重傷患者用。まずは近くの日本で言う町医者にいくことになったのです。
 同行してくれるスタッフはアルファーのあかねさん。14回目の旅行で、ストライキでマレに行けなかった時の、ル・ラゴンの担当で、私のことを覚えていて
くれました。「加藤さんのHPを見て、ニューカレドニアに来た」という人も多いんですよ。と言ってくれ、正直、嬉しかったですね。
 まずは、最初の病院の待合い室。左が同行してくれたあかねさん。
 右は、風邪の患者のようでした。

 ここは内科専門のようですが、驚いたことにレントゲンはないということ。
 右肘を触って、「折れている可能性があるから、レントゲンを撮りに行きなさい」と
紹介状を書いてくれました。
 あとは珊瑚で受けた傷の消毒薬と、消毒の塗り薬、抗生物質と痛み止めを処方
されて5000CFPでした。

 日本なら、内科でもレントゲンくらいはあるんですが、ニューカレドニアは完全分業制
のようです。

 レントゲン専門病院は午後からということで、とりあえず昼食後。
 「みかど」でおろして貰って、「みかど」に迎えに来て貰って、病院に行くことにしました。

 この頃になると、雨がポツリ、ポツリ。そう滞在中、唯一の雨の日が病院巡りに当たって
ラッキーでした。
 2番目のレントゲン専門病院。

 真ん中のドアがレントゲン室。

 いの一番に入ったのに、結構、待たされました。
 折れた私の右肘のレントゲン写真。
 日本では、レントゲン写真やMRIの写真は病院預かりですが、ニューカレドニアでは、
すべて患者にくれるそうです。

 右手首も腫れていたので、レントゲン撮影を頼んだのですが、触ってみて、折れてない
とのことで、レントゲン撮影はしてくれませんでした。

 で、撮影したレントゲンを持って、レモン湾の外科に行きなさいとのこと。
 ここはレントゲン撮影だけの病院のようです。
 日本でも、CTやMRIの画像診断専門の病院があることは知っていますが、レントゲンだけ
というのはちょっとーという感じです。
 最後の病院。Clinique Baie des Citron。
 AQUAの女将のリサちゃんが、足を骨折したとき、手術した病院だそうです。
 「最初から、ここに行った方が手間が省けたかも」というのがリサちゃんの弁。
 透析装置なんかもある結構、有名な病院らしいです。

 ここで初めて、外科医の診断。
 右肘骨折。だけどギブスの必要はなし。ギブスをすると筋力が衰えて後のリハビリ
がたいへんになるからだそうです。
 「とりあえず、包帯で固定して、三角巾で腕を吊っていなさい」との診断。
 「ギプスをするかどうかは、日本に帰ってまた医師と相談してください」という診断で
終わり。
 三角巾で腕を吊ったので、だいぶ楽になりました。

 この日、1日、病院巡りにつきあってくれたアルファーインターナショナルのあかねさん。
 本当にお世話になりました。
 この場を借りて、お礼申し上げます・ 

 ただ、私にとっては、ニューカレドニアの医療のシステムも分かり、勉強になった1日でした。


 さて、事故は5月3日。日本に帰国して一番信頼している先生の診断を受けると、やはり右肘骨折。骨がずれていないのと、痛みが少ないので
やはりギブスなしでいいだろうとの診断。痛みが増すようなら、またレントゲンを撮影すると診断。
 右手首は、骨折ではなくて、「ヒビ」という診断。
 全治3ヶ月。海外旅行保険の会社に電話すると、日本での治療費も完治するまで全部出るとのこと。

 さて、事故から2ヶ月半。右肘はすっかり良くなったものの、腫れは引いたのに、右手首の痛みは一向に良くなりません。
 通院しているクリニックに毎週土曜、大学病院から、手、腕の専門の整形外科の先生が非常勤で来ているということで、診察して貰ったところ、
なんと、豆骨という骨が粉々になっているという話。MRIで精密検査をすると、砕けた小さな骨が筋肉を動かす度に、擦れて炎症を起こしているとの
こと。手術で治すしか方法がないということで、8/17-20に入院、手術となりました。
 しかし、日本でも専門の先生に診断して貰わないと分からない骨折だったんですね。

 なお、この豆骨という骨は、すごく硬い上、小さいので、よほどの衝撃が無いと折れないとのこと。それが粉砕骨折ということは相当な衝撃が加わ
ったと驚かれました。
 逆に、手の他の部分で受けていれば、相当な複雑骨折、運悪く頭や顔なら重傷、死亡の確率も高かったとのこと。

 運が良いのか、悪いのか。なお、粉砕骨折した骨は、手を切開して、くっつく見込みがあれば、固めるし、くっつく見込みがなければ切除とのこと。
 痛みや後遺症は、残らないから、大好きなテニスもできるようになるという診断ですが、心配ですね。
 
 注意一秒、ケガ一生。注意してても事故は来る、保険加入を忘れずに!
 今回のマレで得た教訓でした。

 以上、マレの交通事故始末記でした。



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