|
金子みすゞ
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
写真提供:金子みすゞ著作保存会 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
みすゞの詩が与えてくれるもの
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
私がみすゞさんの詩に出会った20年前は「金子みすゞ」の名は殆ど知られていませんでした。しかし、この間みすゞさんはどんどんと愛好者を増やしています。様々な雑誌、テレビなどにも取り上げられ、1996年からは、小学校の国語の教科書にも載り、あらゆる分野で引用されています。これほどに広がりを見せるのは、みすゞさんの詩が誰をも魅了するからにほかなりません。なぜ今みすゞか。その答えは明確です。 みすゞさんの詩は、弱いもの、ちいさなものへのやさしさと慈愛に満ちています。そして、生きものは皆、他の生きものの命をいただいて、生かされているという命の大切さ、生きることの重みを教えてくれます。自然の営みや宇宙のしくみをほんとうに子供らしい純粋な視点で見つめた詩にはハッとさせられます。これは、環境問題を考える糸口にもなります。そこには、すべてのものへの思いやり、いたわりの大切さが溢れています。 「相手の立場になって考えよう」と思う心を持ち合わせていない人はいないと、私は信じています。ただ普段の生活の中で、そのことを忘れてしまっているか、心の奥底にしまい込んで、持っていない振りをしているのではないでしょうか。時としてそのほうが人は楽に生きてゆけるものです。でもそれはとても残念なことです。 みすゞさんの詩をくり返し読んだり歌ったりすることで、人間が本来持っているやさしさや思いやりの気持ちが眠りから覚めてくれるのです。みすゞさんの詩には、そういう力があるのです。 今、学校や社会で「心の教育」が叫ばれています。不幸な事件が後を絶たない今日だからこそ「みすゞさんの心」を一人でも多くの方に広めたいのです。子供にも大人にも。 私は、歌にすることで、コンサートを通じて「みすゞさんの心」を伝えてゆきたいと思っています。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||