西山淑子/音の世界

金子みすゞ

金子みすゞ1903年(明治36年)4月11日、山口県仙崎村(現、長門市仙崎)に生まれる。
二十歳のときに、童謡を書き始め、雑誌「童話」などに投稿して、西条八十に認められて童謡詩人となる。わずか3年間に512編の作品を残すが、1930年3月10日、自ら命を絶ち26年の生涯を閉じる。以後作品は埋もれたままとなって50年あまりが過ぎるが児童文学者、矢崎節夫氏の16年に及ぶ“みすゞ探し”の末、1982年(昭和57年)6月20日に全作品が発見され、再び甦って、今、世界中に広がっている。

写真提供:金子みすゞ著作保存会

みすゞの詩が与えてくれるもの

わたしと小鳥とすずと 私がみすゞさんの詩に出会った20年前は「金子みすゞ」の名は殆ど知られていませんでした。しかし、この間みすゞさんはどんどんと愛好者を増やしています。様々な雑誌、テレビなどにも取り上げられ、1996年からは、小学校の国語の教科書にも載り、あらゆる分野で引用されています。これほどに広がりを見せるのは、みすゞさんの詩が誰をも魅了するからにほかなりません。
 なぜ今みすゞか。その答えは明確です。
 みすゞさんの詩は、弱いもの、ちいさなものへのやさしさと慈愛に満ちています。そして、生きものは皆、他の生きものの命をいただいて、生かされているという命の大切さ、生きることの重みを教えてくれます。自然の営みや宇宙のしくみをほんとうに子供らしい純粋な視点で見つめた詩にはハッとさせられます。これは、環境問題を考える糸口にもなります。そこには、すべてのものへの思いやり、いたわりの大切さが溢れています。
 「相手の立場になって考えよう」と思う心を持ち合わせていない人はいないと、私は信じています。ただ普段の生活の中で、そのことを忘れてしまっているか、心の奥底にしまい込んで、持っていない振りをしているのではないでしょうか。時としてそのほうが人は楽に生きてゆけるものです。でもそれはとても残念なことです。
 みすゞさんの詩をくり返し読んだり歌ったりすることで、人間が本来持っているやさしさや思いやりの気持ちが眠りから覚めてくれるのです。みすゞさんの詩には、そういう力があるのです。
 今、学校や社会で「心の教育」が叫ばれています。不幸な事件が後を絶たない今日だからこそ「みすゞさんの心」を一人でも多くの方に広めたいのです。子供にも大人にも。
 私は、歌にすることで、コンサートを通じて「みすゞさんの心」を伝えてゆきたいと思っています。


うたと朗読、語りによる“金子みすゞの世界”


1997/06/20

2002/05/03
1997年  6月20日 ヤマハエレクトーンシティ渋谷
1998年 10月24日 伊東市ひぐらし会館
1999年  5月29日 伊東大和館コンベンションホール
2000年  8月12日 長泉町文化センター“ベルフォーレ”
2001年  9月15・16日 沖ミュージックサロン
11月 7日 日暮里サニーホール
2002年  5月 3日 文京シビックホール
10月17日 ゆめりあホール
11月17日 エプタ・ザール
2003年  7月 5日 長泉町コミュニティセンターホール
12月 6日 伊東市ひぐらし会館
2005年  3月13日 沖ミュージックサロン
 4月17日 我孫子市湖北地区公民館ホール
10月16日 沖ミュージックサロン
2006年  3月10日 すみだトリフォニーホール 小ホール
2007年  2月28日 広尾明治屋 “シェ・モルチェ”
10月26日 ヤマハエレクトーンシティ渋谷
2008年  3月 9日 市川市市民会館大ホール
 8月 23日 ギャラリー「金木犀」


金子みすゞの詩による童謡集(CD・楽譜 発売中)







金子みすゞの世界
★CD
 うた:佐藤文行
    鈴木千香子  

(販売終了しました)
■収録曲 わたしと小鳥とすずと
ふしぎ
ゆめとうつつ
すなの王国
つくる
みんなをすきに

春の朝
明るいほうへ
わらい
日の光
つもった雪

お魚
大漁
こころ
■定価 2,500円(税込)
★楽譜
  [ピアノ版] 
■曲目 わたしと小鳥とすずと
ふしぎ
桑の実
みんなをすきに
葉っぱの赤ちゃん
(おはながちって)
つもった雪
お魚
大漁
春の朝
見えないもの
つくる
ゆめとうつつ

すなの王国
花のたましい
睫毛の虹
明るいほうへ
わらい
こころ

日の光
(ことりはこえだのてっぺんに)
四月
せみのおべべ
つゆ
このみち
■定価 2,500円(税込)
*お問い合わせ・お申し込み E-mail : こちら


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