塩野七生の部屋


タイトル 著者 感想 Yossies!星
男たちへ - フツウの男をフツウでない男にするための54章 塩野七生 この本が僕の初めての塩野作品で、また塩野さんのファンにもなった本です。 副題?として「フツウの男をフツウでない男にするための54章」とありますが、 塩野さんから男を大人の男にするためのメッセージでしょう。 ここまで男に対してばっさりはっきり書ける人もなかなかいないと思います。 やはりこれは本当の大人の女だけのなせる業ですね。塩野さん素敵です。;-)
amazon.co.jpでのランキングからもわかるように、塩野さんの歴史書以外の本の なかでは一番売れている本のようです。
再び男たちへ - フツウであることに満足できなくなった男のための63章 塩野七生 「男たちへ」がとても面白かったので、これにも同じような面白さを期待していたのですが 個人的にはいまいちでした。僕がまだ「フツウであることに満足できなくなった男」ではないから かもしれませんが。。。そうなったと思われた頃;-)にまた読んでみたいとは思います。
ローマの街角から 塩野七生 2000年10月に発行されたばかりの本です。国際情報誌「フォーサイト」に塩野さんが 書かれていたコラムをまとめたものです。フォーサイトでのコラムというだけあって、やっぱり 国際社会とか政治とかの話が多いですね。エンジニアの私には、少し苦手な話題が 多かったです。帯等にも書いてありますが、サッカーの中田君などにもふれられており、 塩野さんの本を初めて読む方で、政治などに興味のある人には良い本かなあ、とは思います。
我が友マキアヴェッリ - フィレンツェ存亡 塩野七生 基礎知識不足のため、途中で断念。もう少し基礎知識をつけてから再度読んで見る予定です。→ やっと読み終えました。長かったー。;-)感想は6つ下にあります。
おとな二人の午後−異邦人対談 五木寛之、塩野七生 塩野さんの対談ということで、この本を手にとったのですが、 読んでいくと五木寛之のファンになっている自分に気付きました。
特に、脳死の話のところで出てくる免疫についての話(簡単にいうと、 人をつかさどっている役割としては、脳よりも免疫の方が上、と いうこと。だから脳死ということだけで死と判定してよいのか、という考え。 詳しくは読んで見てください。) が眼からうろこという感じでとても興味深いものでした。 また頭は洗わなくてもマッサージしていれば剥げない;-)ということを 知ったのも勉強に;-)なりました。
チェーザレ・ボルジア
あるいは優雅なる冷酷
塩野七生 よくあちらこちらの塩野さんのファンサイトなどでも絶賛されていますが、臨場感たっぷりで 本当に面白いです。 チェーザレ・ボルジアの優雅なる冷酷さをもった的確な考え方、行動力は、男なら、いや人間ならだれでも あこがれるものでしょう。かっこいいの一言です。 個人的には、病に倒れずに死ぬまで突っ走る姿を見たかったですね。 そしてイタリア統一を成し遂げて欲しかった。
そういえば、つい最近読むのを挫折した「マキアヴェッリ」もちょくちょく出て来ます。マキアヴェッリの 「君主論」は、チェーザレをもとにもしているのでしょうか。(まだ勉強不足でわかりませんが。)
人びとのかたち 塩野七生 塩野さんが今までに見た映画の登場人物について考察する、 という塩野さんの作品の中では少し変わった内容の本です。 出てくる映画が古いものばかりというのもあり;-) ほとんどを見たことがありませんでしたが、心理描写などが細かく なされているためか十分に楽しめる内容になっていました。 読み終えた後は、映画がたくさん見たくなりますね。 特に「モロッコ」「生活の設計」「小熊物語;-)」は見てみたくなりました。 「安眠剤」という題のはニックノルティが読んだらもっと哀しそうな眼を するんじゃないかなあ、;-)と思いましたが。。。
コンスタンティノープルの陥落 塩野七生 トルコのことについては恥ずかしながらほとんど知識がなかったのですが、 この本を通していろいろ教えてもらいとても興味が沸いて来ました。
内容はコンスタンティノープルを首都としていた東ローマ帝国(ビザンチン帝国)が、 宗教も民族性も違うオスマントルコ軍に敗れ、1000年ほどの長きにわたって続いたローマ帝国が 幕を閉じるときの様子を、まるで眼の前で行われているかのように感じさせる文体で書かれています。 僕は塩野さんのこのような文体が大好きなのですが、個人的には「チェーザレ・ボルジア。。。」の 方が、物語全体にそのいきいきした様子が出ていたように感じます。 ただ、一番最後のところで述べられていた、「古代ローマを心のよりどころとしていた西欧人にとって ローマ帝国の滅亡は衝撃であった。」のような感じの表現が非常に心に残っています。 なぜかヨーロッパが誇れる文化がたくさんあるのに寂しげな感じがするのはこの影響もある のかなあ、と感じています。
銀色のフィレンツェ メディチ家殺人事件 塩野七生 僕自身今まで推理小説の類は一度も読んだことがなかったので、推理小説として出来が良いとか 悪いとかは良く分かりませんが、とにかく楽しみながら実際に生活しているかのような感じで 当時のフィレンツェの雰囲気などが理解できました。
内容をあまり言ってしまうと読む楽しみがなくなってしまうと思うのであまり内容にはふれませんが、 簡単に言うと、全盛期を越えた後のメディチ家で、愚政から民衆からだけでなく自分の身近な人びとからも 信頼が得られなかった公爵が殺害されたときの物語、という感じでしょうか。
登場人物の行動にそって考えると、本当は、緋色のヴェネチア、銀色のフィレンツェ、 黄金のローマの順に読むのが自然だと思いますが、銀色のフィレンツェを始めに読んだからといって 読む上で特に不都合は感じませんでした。
オリンピアは可愛いですね。大ファンになってしまいました。彼女は残りの2つにも登場しているようなので 近いうちに読んでみようと思っています。そういえばマキアヴェッリの話もちょくちょく出てきましたね。
我が友マキアヴェッリ - フィレンツェ存亡 塩野七生 前回は途中で挫折してしまいましたが、今回は面白くて面白くて;-)どんどん読み進めました。 「チェーザレ・ボルジア。。。」と「銀色のフィレンツェ。。。」を先に読み終わっていたためだと 思います。「我が友マキアヴェッリ」を読むには多少バックグラウンドを理解していた方が楽しめる と思うので、これから読もうと思っておられる方にはこの順番はおすすめできます。
内容は
  • マキアヴェッリは、なにを見たか
  • マキアヴェッリは、なにをしたか
  • マキアヴェッリは、なにを考えたか
の3部構成になっています。「なにを見たか」で、マキアヴェッリの生まれてきた時代はどんな時代で あったのかがわかります。簡単に言うとフィレンツェの最盛期はすでに過ぎさった時代でした。 「なにをしたか」では 、フィレンツェの書記官になり東奔西走して何をしていたのかが解説されます。ところで第7章イタリアの女傑に 出てきたカレリーナ・スフォルツァ、すごいですねえ。ここには書けませんが;-)、城壁の上で叫んだ言葉を しってから彼女にとても興味が沸いてきました。塩野さんの処女作「ルネサンスの女たち」で詳しく紹介されて いるようなので、また読んでみようと思っています。「なにを考えたか」では、書記官を首になってからも なんとか国政に関わる仕事につきたいという悩みを持ちつつ生きる彼の様子がうかがえます。 有名な「君主論」、「政略論」、「戦略論」などはすべてこの時期に書かれたものです。 なぜ「我が友」という言葉のついた題名だったのかが、ここまで来てようやくわかりました。 この時期のマキアヴェッリは国政には関われなく、自分の存在価値を見出すのには「書く」と いう行為しかなかったのです。このあたりが塩野さんの「我が友」という表現につながったのでしょう。
この本の面白いところは、マキアヴェッリの伝記になるだけでなく、フィレンツェの滅亡(マキアヴェッリが 死んで数年後です。)も並行して書かれているところです。そのためいっしょにフィレンツェ末期を 過ごしているかのような錯覚に陥る感覚が持てたのだと思います。

[後日記]
マキアヴェッリ社キャンティクラッシコ ラベル1 マキアヴェッリ社キャンティクラッシコ ラベル2

これは、本文中に出てくるマキアヴェッリが譲り受けたワイン畑で作られたワイン キャンティクラッシコです。 そこそこ高かったですが、見つけたときうれしくて買ってしまいました。;-) ラベルにももちろんマキアヴェッリの肖像が入っています。

マキアヴェッリ語録 塩野七生 本のはじめにある「読者に」のところで塩野さんが言っているように、 この本は、マキアヴェッリが「君主論」の中で言っている 「わたしがここに書く目的が、このようなことに関心をもち理解したいと思う人にとって、 実際に役立つものを書くことにある以上。。。」というのを現代の日本人にも 当てはまるように、塩野さんが抜粋したものです。
読みたいと思って「君主論」などを手にとってみたけれど敷居が高いなあ、と思っているような 人にはエッセンスだけが抜粋されていてとても良い本だと思います。
「解説」を唐津一という方が書かれているのですが、これがまたエンジニアである僕には とても面白かったです。彼は、工学系の教授で、塩野さんと対談した際に、 技術者である自分と作家・歴史家としての塩野さんの考え方が完全に一致していて 楽しかった、と言っています。その理由として、工学の世界と歴史の世界は事実を直視すると いう点では同根だからだと言っています。この考え方、今まで塩野さんの本を読んできて、 意識したことはなかったですが、僕が塩野さんの本に引かれていった理由もこのあたり にあるような気もします。
イタリアからの手紙 塩野七生 イタリアに関するエッセー集です。実は読みはじめた時に、「あまり面白くないなー」、 と初めて思った塩野さんの本でした。でも本の真ん中くらいから面白くなってきました。 「マフィア」と題されているエッセーがとても面白いです。 (解説でも「本書中の圧巻」と書かれていますが、真の僕の感想として。。。 なんか思ったことが解説に書かれていると、とても書きにくい。。。;-)) 内容が面白いだけでなく、マフィア自体に興味のある方も読まれると マフィアとはどんなものかが良く分かると思います。
なんでこの作品、読みはじめ面白く感じなかったか、ですが。。。僕なりに感じたのは、各エッセーでの 人を引き込む導入部分がいまいちに感じました。読者としては、読むうちにどんどん もっと知りたい気分にさせられたいところですが、塩野さんのこの本に関しては、 なんか引き込まれる感じがあまりなく感じました。(特に前半の方。) 昭和47年に刊行されたものなので、塩野さんにとって、歴史物でないもの、 エッセーとしては初期(初めて?)のものであったため、というのもあるのでしょうか。
サロメの乳母の話 塩野七生 12の短編を1冊にまとめた本で、今まで読んだ塩野作品と比べるととても異色に感じる本です。 どれも有名人ばかり(サロメ、ダンテ、ユダ、ブルータス、キリストなど)を書いているのですが、 本人が(もしくは本人を著者が)直接に語るのではなく、 身の回りにいる奴隷や弟、妻などすぐ近くにいた人に語らせているのが非常に新鮮に感じます。 また知らない人について書かれた章であっても、物語として十分に楽しめるように書かれています。
解説を若き日の田中康夫が書いているのも注目です。
ローマ人への20の質問 塩野七生 つい先日(2001年11月)TBSテレビ50周年記念番組とかでたけしと塩野さんがイタリアを巡る番組を 見て、久しぶりに塩野さんの本を読みたくなって手にしたのがこの本でした。(実はこれが動いている;-p塩野さんを みた初めての機会でした。)
今まで塩野さんの本はいくつか読んできましたが、ローマ関連の本はあまり読んでいないためか 良く理解できていませんでした。(というか、ローマの歴史が長い為、そんなに簡単に全体を理解できないのでしょうが。) この本は、年表、地図、写真、イラストなどが多用されていて私を含め初心者にはとてもわかりやすい本だと思います。 「ローマ人の物語」は分量も多くなかなか手を出しにくかったのですが、これならさっと読め大まかな(本当に大まかですが;-)) 理解が簡単にできると思います。会話形式で書かれているのも読みやすいですね。
ローマ人の物語1
ローマは一日にして成らず[上][下]
塩野七生 前から狙っていたのですがなかなか高価で買えなかった、ローマ人の物語が文庫本になったので、さっそく読んでみました。 ローマ人の物語1は、ローマの建国からイタリア半島の統一までのお話です。初期のローマに非常に影響を与えた ギリシアやその他の周辺諸国を含めて非常に細かいですがわかりやすく書かれています。ただ読んでみて気づいたのですが、 Yossies!はローマの歴史そのものに特に興味があるというのではなく、面白いところだけをクローズアップした物語が 好きなんだということに気づきました。2巻以降、どんどん面白くなっていくだろうと予測できますが、 細かい説明も多く挫折しそうなので、たぶん読まないと思います。あくまで1巻を読んだ直後の気持ちでいつ変化するか わかりませんが。:-p
ロードス島攻防記 塩野七生 今後の読書予定です。
レパントの海戦 塩野七生 今後の読書予定です。
海の都の物語 ヴェネツィア共和国の1千年(上) 塩野七生 今後の読書予定です。
海の都の物語 ヴェネツィア共和国の1千年(下) 塩野七生 今後の読書予定です。
ルネサンスの女たち 塩野七生 今後の読書予定です。
緋色のヴェネツィア 聖マルコ殺人事件 塩野七生 今後の読書予定です。
ヴァチカン 法王庁殺人事件 塩野七生 今後の読書予定です。
イタリア遺聞 塩野七生 今後の読書予定です。
サイレント・マイノリティ 塩野七生 今後の読書予定です。

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