■更新
 05/09/25

9月に、「わたしの論点」に二つ新しい内容を追加しています。
 
 エロヒムの大使館(上)
 ラエルとラエリズム、そして科学

また、「ことばの穂」もNo.13,14を追加しました。



■「全核兵器消滅計画」 05/07/25

「ニュートリノで世界中の核兵器を消してしまおう!」という計画(!!)があるそうです。
発案は、日本の研究者。

世界のどこかに核兵器が隠されていたとすると、その核兵器に向けて巨大な粒子加速器から超高エネルギーのニュートリノを発射して、核兵器をバラバラにしてしまうことができるそうです。

SFならば、ネタとしてありそうですが、これが現実に考えられているとの事。
これが本当のことで、しかも実現可能ならば、これほど素晴らしいことはないのじゃないかなと、素直に喜んでしまいます。
(当然、兵器産業からの圧力や妨害など、十分に考えられると思うのですが、そのあたりはどうなんでしょうね。)

こういうものが一日も早く実現してほしいものですね☆

「全核兵器消滅計画」
中嶋 彰 (著) 1470円 講談社

(本の紹介文より)
これはSFではない。
ニュートリノで核を消す素粒子物理の権威が考案した究極のプラン。
全世界の核2万発を無力化する驚異の計画。
立案者は菅原寛孝。
素粒子研究の総本山、KEK(高エネルギー加速器研究機構)のトップを10年超も務めた世界屈指の理論物理学者だ。
菅原はニュートリノをどう使い、核を消そうというのか。
そのカギは、かつて原爆開発のマンハッタン計画で並み居る天才物理学者たちを悩ませた「未熟爆発」という奇怪な現象にある。
なぜ核はなくさねばならないか。
それは核が個人を殺すだけでなく、人類そのものを絶滅させかねないからだ。
今、世界には2万発の核兵器が存在する。
これらの核の脅威によって、地球上の60数億の人類は常に絶滅の危機にひんしている。<本文より>



「子に会いたくない」続々 人工授精で精子提供の「父」 05/06/01(記事は5/23)

第三者の精子を使った人工授精(AID)で、精子を提供した人の多くは「生まれた子どもが遺伝的な父親を知りたいと考えるのは人情」と認めつつも「会いたいとは思わない」と考えている。精子提供者を対象に、厚生労働省の研究班が実施した初めての調査で、そんな意識が浮き彫りになった。生まれた子どもの「出自を知る権利」の扱いが課題となっているが、精子提供者には強い戸惑いがあるようだ。

自分の子どもを持ちたい・・・そう願うカップルはとても多いと思います。
一昔前までは、「結婚して、自前の家を持って、そして子ども産んで一人前」などと言われていました。最近は、非婚、晩婚傾向にあり、こうした考え方をする人たちも減ってきたように思いますが、それでも「自分と血のつながった子どもがほしい」と願うカップルが多いのは、変わりないようです。

「血のつながり」とは要するに「遺伝子のつながり」に他なりません。古代の「血液」という言葉には、そもそも「遺伝的なもの」という意味が含まれていました。血のつながりが濃いというのは、遺伝的に近縁になるという意味でとらえられます。

しかし、中には、自分たちの遺伝子を使って子どもをもうける事ができないカップルもいます。その人たちの中には、遺伝子がつながっていなくても子どもを持ちたいという選択肢をとり、AIDを受ける人たちがいます。

日本では、AIDの歴史は50年以上あり、これまでに1万数千人以上の人たちがAIDで生まれたと推定されています。
AIDで子どもをもうけた場合、その大半のカップルは、生まれてきた子どもにその事実を告げることはしないといわれています。しかし、最近では、AIDで生まれた人たちが、自分の遺伝上の親を捜す動きが広がっているそうです。

人間には、自分の「アイデンティティ」をしっかりと持ちたいという願望が根本的にあると思います。

「自分はどこから来て、どこに行くのだろう」・・・その想いを誰でも強く持っていると思います。

ほとんどの人は、それが事実かどうかは別にして、自分を育ててくれた「親」は、遺伝上でもつながっていると考えています。そして、そこに自分のアイデンティティを置くことができるため、安心することができます。

ですが、自分の出自に疑問を持つ人は、明確なアイデンティティを持つことができないため、「自分探し」の旅に出るわけです。

これを個々人の問題としてとらえるのではなく、人類全体の問題としてとらえるとどうなるでしょうか?


「私たち人類はどこからきたのか?」

・・・・・

19世紀後半から、私たちは進化によってこの世に誕生したことになっていますね。
でも、実の父親だと思っていたところ、実は違っていたというように、進化が正しいと思っていたのに、もしかしたら間違っているかも知れません。
私は、間違っている方に賭けています。^^

そして、その答えは、もしかすると案外早く分かるかもしれません。。。

*AIDについては、例えば「DI研究会:非配偶者間人工授精に関する調査委員会」が詳しいと思います。



ネットや広告でドナー探し/「あなたの臓器ください」  05/05/24(記事は5/18)

あなたの臓器を私にください−。
米国で、移植を待ちきれない患者がインターネットや広告で腎臓などの提供者(ドナー)を探し、移植を受ける事例が増えている。背景にあるのは臓器不足。提供数が増えない日本では臓器移植法見直しが進むが、米国でも深刻だ。金銭の介在はないとされるものの、移植関係者は「金が絡むのを防げるのか」と懸念を強めている。


日本も臓器移植大国アメリカでも、臓器不足は深刻な問題となっています。
そのために、日本ではこれまでの規制をゆるめる方向で進んでおり、臓器提供可能となる対象枠を拡大しようとしています。

脳死と判断された人からの臓器移植は、結局のところ、「他人の臓器を使ってでも自分は長生きしたい」という、不死への欲求の現れでしょうし、提供される臓器の深刻な慢性不足は、臓器を待っている人の気持ちの中に、「誰か早く死んでくれないか・・・」という気持ちを起こさせるのではないでしょうか。

それが非難されるべきものなのかどうかは、議論の余地があると思いますが、臓器移植を行う根底にある思想の一つとして、「心身二元論」があると思います。
すなわち、人間は肉体というモノと精神から成り立っており、それらは独立に存在しているという発想です。

ドナーの臓器を移植したとき、移植された側の精神や自己意識は前と変わらない、という発想です。
だからこそ、臓器を移植される前と後でも、「自分自身」は変わらない、ドナーに自分自身が浸食されることはあり得ないと思うことができるわけです。

ところで、臓器はどこまで移植が可能なのでしょうか?

仮にあらゆる臓器の移植が技術的に可能だとしたら、腎臓や胃、肝臓をそれぞれのドナーから移植された場合も、自分は自分のままでしょうか?
さらに腸や肺、心臓を移植された場合はどうでしょうか?
臓器ではありませんが、さらに他人の脚や腕をつけた場合はどうでしょうか?

やはり、それでも自分は自分だと思うでしょうか?

ならば、脳を移植した場合はどうでしょうか?
首から上を移植した場合はどうでしょうか?

どこまで臓器移植は認められるのでしょうか?



2050年、人間は「不死身」に=脳の中身をPC保存 05/05/23

2050年、テクノロジーの発達により、人間の脳の持つ全情報をコンピューターにダウンロードすることが可能になり、肉体は滅びても人間の意識は永遠に残る。英国の著名な未来学者で通信大手BTの未来研究部門代表を務めるイアン・ピアソン氏がこんな大胆な予測を明らかにした。


いや〜、ついに著名な学者が言ってくれましたか〜!
コンピュータがもっと知性を得て人間以上になるという話は、これまでも、例えばイギリスのスティーブン・ホーキンス博士が、2001年9月3日に発行されたドイツの雑誌「Focus」のインタビューの中で、昨今の急速なコンピュータの発展に言及して、将来、人間の知能を超える人工知能が登場することを予告し、それに人間が対抗するために人間の遺伝子操作が必要になるだろうという意見を述べたことがあるように、いろいろな科学者たちが予測しています。

また、「人間の脳の情報をコンピュータにダウンロードする事は実現できる」と言う話も、同じように、これまでにもいろいろな人たちが言ってきましたが、イアン・ピアソンのような、それなりの地位にいる学者がこういう内容にはっきりと言明するのは、もしかしてこれが初めてでしょうか?
ピアソン氏は、2年前にも「10年以内に人間の皮膚に電子機器が埋め込まれるようになり、2015年までには電子機器は神経組織と結合できるようになる」と発言しており、未来学者とあって、言うことも夢を感じさせる内容ばかり。

私は、人間は「生物コンピュータ」だと考えており、いわゆる「意識」にしても、すべて物理・化学的なアプローチによって解明する事が可能だと考えています。すなわち、古くから世間で流布しているような、目に見えない魂のようなものが人間の本質であり、魂は決して物理化学的には解明できない「何か」を持っている、というような考え方には反対です。

一方、現在、世界では、クローン技術を人間に応用する事が進められています。3年半ほど前に、クローン・エイド社が「世界で初めて人間のクローンベビーを誕生させた」と公言して世界を驚かせ、その後も次々とクローンベビーを誕生させたと発表してきましたが、現時点でそれらの証拠は公表されておらず、その真偽は不明の状態にあります。

また、クローン・エイド社以外にも、セベリノ・アンティノリ医師やパノス・ザボス博士のように、クローン人間誕生を志しているグループも存在します。

多くの科学者たちは、クローン人間を誕生させるには、まだまだ克服しなくてはならない問題が山積みになっていると考えていますが、それでも彼らは、クローン人間誕生そのものが不可能であると言っているわけではなく、技術的にクリアすべき問題があるだけであり、いずれはクローン人間は現実のものとなる、と考えています。

しかし、現時点では、クローン人間を誕生させると言っても、それはあくまでも生物学的にオリジナルと同じ遺伝情報を持った個体を発生させるという事であり、そのクローンの脳の中の情報までが全てオリジナルと同じであるというわけではありません。

従って、クローン技術によって生まれた人は、生物学的にはオリジナルのコピーとなりますが、記憶、意識、後天的に得られるものについては、オリジナルとは別のものを持った他人ということになります。

しかし、イアン・ピアソンが予告したように、人間の脳の全ての情報をコンピュータにダウンロードする事ができるとすれば、この技術をクローン技術に適用するとどうなるでしょう?

そのクローン人間は、生物学的にも、そして記憶や意識、後天的に得られるあらゆる情報までもが、オリジナルと同じ存在となります。
文字通り、オリジナルのコピーであるクローン人間となります。

こんなことを考えることは、恐ろしいことでしょうか?

しかしながら、このテクノロジーは、古来人間の夢であった「不死」を実現させるのです。
今の個体が朽ち果てる時、自分の細胞から生物学的に同じクローン人間を作り、そのクローンに自分の脳の中に存在するあらゆる情報をインプットしてやれば、「自分」は、新しい個体として生まれかわることができるわけです。

今、脳死と判定された人からの臓器移植がアメリカをはじめとして懸命に行われており、日本でも、いかにして臓器移植を促進させようかと、法案を改定してまで躍起になっています。

この脳死と判定された人からの臓器移植も、結局は「他人の臓器をもらってまででも、長生きしたい!」という、人間の根源的な不死への欲求が露骨に現れたものだと思います。

この事については、またいつかの機会にお話ししたいと思います。



キズ治療の新常識は「消毒しない」「乾かさない」???  05/05/20

僕が小さい頃は、ケガをしたらなんでもかんでも「赤チン」を塗っていました。
今の若い人、「赤チン」って知っているのかな???

文字通り、赤い液体で、塗ると当然、その場所が赤くなります。
とても目立って、いかにもそこをケガしましたよ・・・と周りの人に訴えているようでした。
ガーゼなんてしゃれたものもなかなかなくて、包帯をぐるぐる巻くか、包帯さえもなく、「赤チン」を塗ったら、そのまま放っておくという感じでした。

それでも、小さい頃、僕にとって赤チン「魔法の液体」のように威厳を放っていました。笑

今は、透明な液体ばかりですよね。ケガをしたら消毒してガーゼを消毒してガーゼを当てる――。

でも、ケガをしたときに、これまで当然のように行われていたこのような処置が、最近、実はよくないという事になりつつあります。

キズを消毒してガーゼを当てるという処置は、逆に痛みを伴い、キズの治りも遅くするというのです。

新しいキズの新しい治療法は、「消毒しない」「水道水でよく洗う」「乾かさずに覆う」

キズを覆うのに使うのも、今までのようなガーゼではなく、“ハイドロコロイド素材”という、床ずれの治療などで医療用に使われている皮膚保護剤を使うそうです。

ケガをしたところをきちんと洗った後、ハイドロコロイド素材を当てて、絶対に乾かさないようにする。
これだけで、痛みも少なく、早く治るのだそうです。おまけに、キズ痕も残りにくいとのだそうです。
85へぇ〜!



ソニー、次世代ゲーム機PS3を発表・・・映画並み画質を実現 05/05/18

株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントは次世代機「プレイステーション 3」を発表した。発売は2006年春を予定。米国で18日から開催されるE3 2005に先駆けて行なわれたSony Computer Entertainment Americaのカンファレンスにおいて発表されたもので、E3ではプロトタイプが公開されるという。

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、16日、家庭用ゲーム機の次世代機「プレイステーション3(PS3)」を来年春に発売すると発表したそうです。ソニーグループが東芝や米IBMと共同開発したMPU(超小型演算処理装置)「セル」を搭載し、演算能力は現行機種の約35倍にも高まったんだそうです。それによって、映画並みの画質でゲームを楽しめるようになったそうです。

PS3のシステムの演算能力は、マイクロソフトが先日発表した次世代ゲーム機Xbox360と比べても、約2倍の能力があるそうです。
映画並みのコンピューターグラフィックスをゲームとして表現することができ、大画面テレビでも高精細な映像が楽しめるとの事。

わ〜、なんだかとっても楽しそう!


今、僕はPSとPS2を持っています。(他のゲーム機も子供用にいろいろ持っています。汗)
でも、このPS3は、とっても期待できそう〜〜
今から、来年の春がとても楽しみです♪



自己複製するロボット 05/05/17

『ネイチャー』誌5月12日号に、自己の形状を複製するロボットの研究が発表された。コーネル大学のコンピューター合成研究所の研究者たちは、このロボットは機械による自己複製の実例であり、自己複製が生物学の分野に限られないことを証明していると語る。

金属板から電流が供給されると、モジュールは体をひねって「餌場」から新しいモジュールを取り上げ、2分半ほどで複製ロボットを組み立てる(←動画)。


以前の記事についても触れましたが、生物と非生物との違いってなんでしょう?
おおよそ認識されているものとしては、生物が非生物と区別される特徴として、生物は、自己増殖能力、エネルギー変換能力、恒常性(ホメオスタシス)の三つの能力を持っていることだと言われています。それと細胞から成り立っていること。。。

上で紹介した複製ロボットを組み立てている様子などは、見ていると、そのロボットがまるで生物かのような気分にさせます。

ここでは詳しく述べませんが、いずれ生物と非生物を区別する他の特徴も人工的に克服する(エネルギー変換能力はすでに克服されているでしょう)ことができれば、私たちが漠然ととらえている生物と非生物との区別はなくなり、生物=非生物となるのでしょうか?

いえ、生物=非生物となるのではなく、非生物の一部が「人工的」なものであるように、生物も人工的なものとしてとらえる事ができるようになるのだと思います。



火星に生命の可能性あり――大量のホルムアルデヒド 05/05/02
 
最近、火星に生命が存在する(した)可能性がある事を示唆するニュースがちょこちょこ出るようになりましたね。その度に僕は、映画「ミッション・トゥ・マース」を思い出します。

この話については、別のところにも書いていますので、興味のある方はご覧になって下さい。
  
より大きな興味は、「ミッション・トゥ・マース」ではなく、「ミッション・トゥ・アース」がかつてあったのかどうか?という事ですね!
すなわち、地球に他の天体から誰か訪れた事があるのかどうか?・・・ですね。



博士号は得たけれど「ポスドク」激増で就職難 05/05/02

文科省の調べによるとポスドク(ポストドクター)が昨年度で12000人にも達していた事が明らかになったそうです。
前年度から比べて、2000人以上も増えたとか。

ポストドクターとは、博士号を取得した後、仕事に就くまでの間、大学に籍を置きながら研究を続ける研究者の事です。
当然、金銭面でも苦しさを余儀なくされます。

ポスドクが増える要因としては、やはり助手、講師、助教授、教授の在籍数が限られているので、現在それらの地位にいる人たちが移動しない限りは、定員オーバーのために、いつまでも「職」に就けない事になります。

これはずっと昔からあった問題で、僕が学生の頃も、ポスドクの人たちが研究室に何人かおられました。

優秀な頭脳を持った彼らが、なかなか自分たちの才能を発揮することができずに、苦しい生活を送らなくてはならないという現実は、とても厳しいものがあると思います。
そういう生活が嫌で、学者になる事を諦め、民間企業の研究所に就職する人たちも多いでしょう。

ほんと、この現実、なんとかならないものでしょうか?



猿橋賞:小谷元子教授が受賞−−不規則現象の理論的解明で 05/04/26

科学の分野で優れた業績をあげた女性に贈られる第25回猿橋賞の受賞者に、東北大大学院理学研究科の小谷元子教授が選ばれたとの事。
「女性科学者に明るい未来をの会」が発表したそうです。


不覚にも、「女性科学者に明るい未来をの会」の存在を知りませんでした。(汗)

おそらく多くの人たちは、今の地球文明がなんだか殺伐としていると感じていると思いますが、そうなった一つの要因は、これまで男性科学者たちが発言権を掌握していたからだと思います。
まずもって、広島や長崎に原爆を投下させるなんていう発想は、男性だからこそであり、女性だったら、あのような発想はできたでしょうか??(ライス国務長官はどうかな??笑←彼女の顔がなんだかコワイと思うのは、僕だけでしょうか?)

女性は自分の胎内で生命を育む存在である以上、生命を大切に育てるという感覚が男性よりも強いのではないかと思います。

今の地球は、医療技術が発達して、個人個人の生命は生き延びる傾向にある一方で、地球そのものは、いつ絶命するか分からない状況にあると思います。

そういう中で、女性科学者に限らず、近年女性の社会進出が進み、女性の発言権や地位が向上してきた事は、人類にとって、一つの大きな望みではないかと思います。



ロボットと乳幼児が生活 ソニー子会社、米で実験 05/04/23

ソニー子会社ソニー・インテリジェンス・ダイナミクス研究所とカリフォルニア大学が共同で、人型ロボット「QRIO(キュリオ)」と乳幼児が一緒に生活する“共生実験”を続けているそうです。
この実験は、サンディエゴの保育所で3月から開始されており、2歳未満の10数人のクラスにキュリオを入園させて子供たちと一緒に活動させているそうですが、この実験の目的は、将来ロボットが人と生活するために、どんな機能や条件が必要かなどを探ることだそうです。


関連記事
http://ascii24.com/news/i/tech/article/2003/12/18/647449-000.html
http://www.asahi.com/special/robot/TKY200412170451.html
http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20031219301.html

このニュースを読んだ時、僕はロビン・ウイリアムズ主演の映画「アンドリュー」を思い出しました。
この映画はよかったですね。。。。

少し前の僕たちが夢見ていた世界が、どんどん現実のものとなってきましたね。

こうしたロボットの走りは、やはり「AIBO(アイボ)」だと思います。
僕たちは、AIBOがロボットであり、自分たちと同じ生物ではないことを百も承知ですが、AIBOのいろいろな仕草は「生物らしく」感じられます。
「生物らしく」見えるAIBOのようなロボットは自律型ロボットといい、工場で働く産業用ロボットのような、人間の指示のみに従って動くロボットとは異なり、自分独自の判断で動くロボットです。

こうした自律型ロボットには、外部環境を検知して、そこから入手した情報を分析し、分析結果に応じて動作を起こす機能が必要不可欠ですが、AIBOはいくつものセンサーを持ち、それらのセンサーが検知して得た情報を、高性能な超小型演算処理装置(MPU)で処理して、処理した結果をもとに、首、口、手、足の関節に設けられた18個の小型モーターを協調させて、滑らかに身体を動かします。

ただ、AIBOは学習しながら人間とコミュニケーションを取れるようになるのですが、実際には学習しているように見えるだけであり、悲しんだり喜んだりする仕草をとったとしても、本当にAIBOがその感情を持っているわけではありません。

AIBOは外観が金属色なため「それらしく」は見えませんが、たとえば外観を本物そっくりの毛並みにしてやれば、もっと本物の子犬らしく見えるようになるでしょうね。
あるいは、肌触りも実際の犬と同じような感触を持たせる材質で皮膚を作れば、本物の子犬にもっと近づくに違いありません。

しかし、それでも僕たちは、どんなにAIBOが「本物」に近づいて、「まるで生き物みた〜い!」と感激したとしても、AIBOを生物とは見なさず、人工物であると考えるでしょう。

それは一体なぜなのでしょう。

これを考えると、とても面白いと思います。
僕たちは、「いったいどこで、生物と非生物を区別しているのだろうか」という事を考えると、面白いと思います。

ゼンマイ仕掛けのおもちゃの子犬とAIBOを見比べるた場合、AIBOの方がより生物らしく見えるはずですよね。
しかし、やはりAIBOは生物ではないと考えるでしょう。

では、僕たちはいったい何を基準として、生物であるかないかを判断しているのでしょう。なぜ、ゼンマイ仕掛けの子犬のおもちゃは、AIBOよりも生物らしく見えないのでしょう。

そもそも生物と私たちが作った人工物との違いは一体どこにあるのでしょう。

また、もしその違いがはっきりと分かっていて、それらの違いを科学技術によって克服することが可能だとすれば、生物と「人工物」の間に、単純に境界を設けること自体が不可能になるのではないでしょうか。

つまり、究極的な(本質的な)話として、ある存在をさして、それを生物と呼ぶか人工物と呼ぶかは、本質的な違いではなく、単なる呼び方の好みに過ぎなくなるのではないでしょうか。

そして、何よりも興味をそそる問題は、生物と人工物との境界が明確でなくなる日が、実際にいつ訪れるか?・・・ですね!
・・・
そして、生物と人工物の境界が明確でなくなったとき、人々は、自分たちが不死になれることをはっきりと認識することでしょうネ。



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