「OK」と「NO」の友情

彼女にすれば、立ち上がる事が出来ないと思い…
そして
救われる道はもう無いと思われるほど・…。
太陽の輝きでさえ、一層の虚脱感を誘い、
心温かな友人かもしれないベルでさえ、
再び自分を谷底へ突き落とすかもしれないという恐怖感で
受話器をとれずにいた。。

2ヶ月余り 電話を切り「世間と隔絶し、涙も枯れた瞳を
ひとり暗い部屋の中でしっかりと見開き、じっと命の果てるのは
何時だろうかと考えていた。
しかし、そんな救いの訪れは来ませんでした。
窓を1枚開け、そしてカーテンを少し開け…。
ベランダの鉢植えの干からびに、時が随分と経たことに気づいた。
萎れた花が、あの輝きを取り戻すとは思えなかったが
新鮮な水をかける。
自分が声を発していない事に気づいた。
深い闇にいた彼女は、それでも元気を回復し、友人と会った。


「 ネェ〜私一度でいいから
“○山の釣り橋”と言う所、行ってみたいの…」
「やだ〜…なにいってるのよ、あれって、なんか有名な所…?」
「 お天気の良い日に行ってみたいわ〜?」
「 …?…OッK!行こう! 但し入り口までネッ
もう少し暖かくなってから、3人でピクニックね♪
美味しいお弁当持って・・・」
彼女の傍らを快い風がス〜ッと通り過ぎた。

約束から3ヶ月、暖かな日が続いた。
「 ねぇ〜何時にするの?ピクニック? 」
「やだ〜…ダメよ、 NO よ。
ねぇー自転車でいける温泉、
…温泉にしょ」
「ふぅ〜ん」
時の流れが何故か彼女を納得させたよう…。

そうなんですよ、
“ 朝のこない夜は無い ”
“ 冬来たりなば春遠からず ”
な〜んて言われているんですよね。
傷口がかさぶたで覆われるように、例え心に
空になったワインの壜底に残る、
澱のような物があったとしても、
ほんとうに朝が来るか、
春が来るのかは定かでないのだけれど。
記憶の楽観性とやら…
立ち直れる?のですね、・・・。
「 ねぇ〜mimiちゃん、外は晴れ!!
会いましょうよ…
すこ〜しその気になったら出て来て。」
“ OKとNO ”の友情?
友達って良いでしょう?…
体調が最悪の時、
もう回復は無理?、
「お迎えが来るかもしれないワ〜…」
「 やだ、やだ〜、貴女そんな事も知らなかったの…?」
「・・んっ?」
「 美人薄命って言ってネ、私なら分かるけど、
(んっ、誰の事??…)
ブスのブ-のごんちゃんなら、
皆がいなくなっても、ゲンキ!元気!
長生き賞状でも貰うんじゃないの〜ん?」
「・・・・・」
“ガッハハハ…”
「ガッハハハ…」
一件落着だワイ !!
… ? ・ ? ・ ? …
暗闇の中にいた 彼女の傍らに 共に暮らす人は…
いなかった のでしょうね……
記.