砂漠の旅人


砂漠をたった一人で歩く。

灼熱の太陽が照り付け、砂に足を取られる感覚。

荒くなっていく呼吸。全身を流れていく汗。

遠くに見える蜃気楼。

砂漠をたった一人で歩く。

そこには無限の変化がある筈なのに、停止しているような錯覚。

やがて夜になり、冷気が取り巻いていく。

オアシスは見えず、眠りが全てを支配する。